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SNS疲れはなぜ起きる?見ているだけで疲れる4つの理由

SNSを見ているだけなのに、なぜか気分が重くなったり、頭が疲れたりすることはありませんか。

SNS疲れといっても、何に疲れているのかは人によって違います。

この記事では、SNS疲れが起きる理由と、疲れが強くなっているサイン、負担を減らすための付き合い方について解説していきます。

Contents

SNS疲れが起きる4つの理由

SNSは以前より身近になり、人と簡単につながれるようになりました。

一方で、つながろうとした結果、今度はつながりすぎて精神的に疲れる人が増えたことも、社会問題になっています。

SNS疲れとひとことで言っても、他人との比較に疲れている人もいれば、感情を揺さぶられることや、情報量、人間関係に消耗している人など、その背景はさまざまです。

自分がSNSの何に疲れているのかがわかると、SNSとのちょうどいい付き合い方も見つけやすくなります。

それでは、SNS疲れが起きる4つの理由を見ていきましょう。

1. 他人のハイライトと比べて落ち込む

まずSNS疲れの中で最も多いと思われるのは、他人のハイライトと比べて落ち込むことでの疲れでしょう。

SNSには、その人の日常の中でも、人に見せたい場面や印象に残る出来事が多く投稿されます。

仕事で成果が出たとき、旅行に行ったとき、恋人や家族と楽しく過ごしているときなど、その人の生活の中でも比較的華やかな部分が目に入りやすくなります。

そうした投稿を続けて見ていると、相手の人生のハイライトと、自分の何でもない日常を比べてしまうことがあります。

友人の結婚や旅行、同年代の仕事での活躍を見ているうちに、「みんな進んでいるのに私は何をしているんだろう」と、自分の生活まで物足りなく感じることもあるでしょう。

SNSを開く前までは特に気にしていなかったことまで、他人の投稿をきっかけに欠けているもののように見えてくることがあります。

比較する材料が次々に入ってくることで、自分の現在地を評価する時間が増えていく。これが、比較によるSNS疲れのひとつです。

他人との比較そのものについては、他人と比べて嫉妬する心理でも詳しく解説しています。

2. 不安や焦りを煽る情報に消耗する

2つ目に、特に最近のSNSの特性としてレコメンド機能が強くなっており、自分から探していない情報も次々に表示されるようになっていますが、その中には、不安や焦りを強く刺激するような発信もあります。

  • 今やらないと手遅れになる
  • 知らないと損をする
  • こんな人は危険
  • この年齢までにやっておくべき

こうした情報を何度も目にしていると、それまで特に気にしていなかったことまで急に心配になったり、「私も何とかしなきゃ」と落ち着かなくなったりすることがあります。

仕事、恋愛、お金、美容、健康、子育てなど、扱われるテーマが変わるたびに感情も動きます。

自分が今考えたいこととは関係なく、不安になったり、怒ったり、焦ったり、誰かを心配したりする。

スマホをスワイプして情報を受け取るたびに、自分では意図せずに感情を動かされていると、SNSを閉じたころには思っていた以上に消耗していることも珍しくありません。

3. 情報と刺激が多すぎて頭が疲れる

3つ目に、シンプルに情報と刺激が多すぎて頭が疲れるということもあるでしょう。

SNSでは、短い時間の中でまったく違う種類の情報が次々に流れてきます。

友人の写真を見た直後にニュースが表示され、その次に広告が流れ、動画を一本見たら誰かの意見が出てくる。

一つひとつは短い情報でも、見る側はそのたびに内容を読み取り、話題を切り替えています。

楽しい動画を見た数秒後に深刻なニュースを読み、その直後に商品の広告を見るように、情報だけでなく気分まで短い間隔で切り替わることもあります。

そのため、特に嫌な投稿を見たわけではないのに、SNSを長く見たあとに頭がいっぱいになったり、何もしたくなくなったりすることがあります。

休憩のつもりでSNSを開いたのに、閉じたあとかえって疲れている。

そんなときは、内容ではなく、情報や刺激が途切れず入ってくる状態そのものに疲れている可能性があります。

4. いいねや返信など人間関係に疲れる

そして最後に、意外と疲れる原因になっているのがSNSを通じた人間関係、交流へのプレッシャーです。

SNSでは、人とつながれるからこそ、人間関係の気遣いが増えることもあります。

  • DMが来たから返信しなきゃ
  • 友達の投稿にいいねしなきゃ
  • ストーリーズを見たら反応しなきゃ
  • コメントもらったら返さなきゃ

一つひとつは小さなことでも、それが「やった方がいいこと」に変わると負担になっていきます。

誰かが投稿すると「見ておいた方がいいかな」と気になったり、投稿を見たのに反応しなかったことで相手にどう思われるかを考えたりする人もいます。

自分が投稿した側では、誰が見たのか、どれくらい反応があったのか、いつも反応してくれる人が今回はどうだったのかが気になることもあるでしょう。

SNSは人とつながるための場所ですが、つながりが増えれば、相手との関係を意識する場面も増えていきます。

投稿を見ることそのものより、反応することや相手からどう見られているかを考える時間に疲れているなら、人間関係がSNS疲れの中心になっている可能性があります。

SNS疲れが強くなっているサイン

では、SNS疲れが強くなっているサインにはどのようなものがあるのでしょうか。

SNSは日常の中に自然に入り込んでいるため、疲れていてもそのことに気づきにくいケースも珍しくありません。

ここでは「SNSを使った時間」だけで判断するより、SNSを見る前と見たあとの気分や、閉じたあとに何が残っているかを見ると、自分の状態がわかりやすくなります。

ここでは、SNS疲れが強くなっているときに現れやすい4つのサインを見ていきます。

1. 見たあと気分が落ち込む

SNSを見たあとに気分が沈むなら、SNS疲れが強くなっていると考えてよいでしょう。

見る前は特に何ともなかったのに、友人の楽しそうな投稿や誰かの成果を見ているうちに、自分の生活までつまらなく見えてくる。

一つの投稿に強く傷ついたというより、いろいろな人の生活を続けて見るうちに、少しずつ自分への評価が下がっていく感覚に近いでしょう。

SNSを見る前と見たあとで、自分の生活や自分自身への見方が大きく変わっているなら、比較による疲れが強まっているサインです。

2. 見るたび焦りや不安が強くなる

2つ目に、SNSを見たあとに焦りや不安が大きくなるなら、SNSとの距離を考え直すタイミングです。

SNSを眺めていると、次のような基準が次々に入ってきます。

  • 仕事ではもっと成長した方がいい
  • この年齢なら結婚や出産を考えるべき
  • 貯金や投資を始めないと遅い
  • 美容や健康にももっと気を配るべき

情報を得るつもりで見ていたのに、いつの間にか「遅れてはいけない」「もっと頑張らなきゃ」という気持ちばかり強くなっていく。

自分が本来何をしたかったのかより、外から提示された課題の方が大きく見えてきたら、不安や焦りを刺激する情報を受け取りすぎているサインです。

3. 閉じても投稿が頭から離れない

また、SNSを閉じたあとまで投稿の影響が残るようなら、日常がSNSに侵食され始めているのかもしれません。

頭に残る内容はさまざまです。

  • 誰かの発言への怒り
  • 友人の近況への引っかかり
  • ショッキングなニュースへの不安
  • 誰かと自分を比べたあとの落ち込み

画面を閉じてもこうした感情が残り、仕事や家事など別のことをしている最中にも、先ほど見た投稿へ何度も意識が戻る。

使っていた時間そのものは短くても、その後まで気持ちを占領されているなら、SNSの情報が生活の中へ入り込みすぎているサインといえます。

4. 疲れているのに何度も開いてしまう

最後に、見れば疲れるとわかっているのに、何度もSNSを開いてしまう状態もSNSへの依存度がかなり高くなっているかもしれません。

何かを調べたいわけでも、誰かに連絡したいわけでもないのに、少し時間が空くと何となくアプリを開く。

しばらく眺めて閉じたあと、また時間が空くと同じように開く。

この繰り返しが増えると、楽しみたくて見ているのか、習慣として開いているだけなのかも曖昧になってきます。

利用時間だけでなく「何のために開いたのかわからない時間」が増えていないかを見ると、自分とSNSとの距離を捉えやすくなります。

SNS疲れを減らすためにできること

SNS疲れへの対処は、何に消耗しているかによって変わります。

比較に疲れている人と、情報量や人間関係に疲れている人では、調整するポイントも同じではありません。

ここからは、自分の疲れ方に合わせてできることを4つ見ていきましょう。

1. 疲れの原因を見分ける

最初に確認したいのは、SNSを何時間使っているかよりも、何に疲れているのかです。

自分の状態を振り返ると、疲れの中心が見えやすくなります。

  • 他人の投稿を見たあとに落ち込むなら比較による疲れ
  • 見るたびに不安や焦りが強くなるなら感情を刺激される疲れ
  • 内容に関係なく頭がぐったりするなら情報や刺激による疲れ
  • 返信やいいねなどが気になるなら人間関係による疲れ

いくつかの疲れが重なっていても、中心になっているものが見えてくると、どこを調整すれば負担が減るのかも考えやすくなります。

2. 見る相手と情報を減らす

比較や感情の揺れが大きい人は、SNSを見る時間だけでなく、画面に何が入ってきているかも確認します。

特定の人の投稿を見るたびに落ち込むなら表示を減らし、不安や焦りを強く刺激する発信が続くなら、その情報から少し距離を取る。

今の自分には必要のないアカウントを整理するだけでも、同じSNSの中で目にする情報は変わります。

SNSとの距離は、使う時間だけで決まるものではありません。

何を見るかを選ぶことも、負担を調整する方法のひとつです。

3. 通知とおすすめ表示を調整する

SNSに意識を持っていかれやすい人は、自分から開く回数だけでなく、SNS側から呼び出される回数も調整できます。

通知が届くたびに画面を確認すると、それまで向けていた注意がSNSへ切り替わります。

一回の中断は短くても、一日の中で何度も繰り返されれば、そのたびに意識も途切れます。

すぐに確認する必要のない通知を切る、興味のないおすすめの表示を減らす、アプリを目につきにくい場所へ移すなど、SNSを開くタイミングを自分で決めやすい環境に変える方法があります。

SNSから呼び出される回数が減ると、自分が見たいときに見るという使い方に戻しやすくなります。

4. 見ない時間を先に決める

情報や刺激の多さに疲れているなら、SNSが入ってこない時間をつくる方法もあります。

食事中は見ない、寝る前は開かない、移動中の一部はスマートフォンから離れるなど、時間帯や場面で区切ります。

その都度「今日は見すぎないようにしよう」と考えるより、最初から見ない時間を決めておけば、SNSを開くかどうかを何度も判断せずに済みます。

人の近況やニュース、広告、誰かの意見が入ってこない時間ができると、自分が今何を考えているのかにも意識を戻しやすくなります。

常につながっている状態の中に、誰ともつながっていない時間をつくることも、SNSとの距離を調整する方法です。

疲れる理由に合わせてSNSとの距離を変える

この記事では、SNS疲れが起きる4つの理由と、疲れが強くなっているときのサイン、負担を減らすための付き合い方について解説してきました。

同じ「SNSを見て疲れた」という感覚でも、他人との比較に消耗している人もいれば、不安や焦りを刺激されること、情報量の多さ、人間関係への気遣いに疲れている人もいます。

SNSは、人と気軽につながり、多くの情報に触れられる便利なツールです。

その一方で、つながる相手や入ってくる情報が増えるほど、他人の近況や反応に意識を向ける時間も増え、自分だけの時間を取りにくくなる側面もあります。

何に疲れているのかに合わせて、見る情報や人との関わり方、通知、SNSを見ない時間などを調整すると、SNSに振り回される感覚は減っていきます。

SNSとの距離を自分のペースに合わせることで、必要なときには便利に使い、離れたいときには離れられる、より快適な付き合い方がしやすくなります。