潜在意識や引き寄せを信じて取り組んできたのに、現実がなかなか動かない。
いつまで願い続ければ叶うのか。
そういう時間が続くと、願いが叶わないことそのものだけでなく、信じ続けることにも疲れてしまいます。
この記事では、潜在意識や引き寄せ、見えない世界の力を使って願望を実現したいと思ってきたけれど、もう疲れてしまった人に向けて、なぜ願い続けることが疲れにつながるのか、心の中で何が起きているのか、そしてどう向き合えばいいのかを整理していきます。
Contents
- 願いが叶わない状況に疲れた人には戦略的休息を
- 願いが叶わない状態が続くと疲れる理由
- 潜在意識や引き寄せが重荷になる理由
- 1. 正解がない中で取り組む必要がある
- 2. 叶えるために心のエネルギーを必要とする
- 3. 心が疲れている時に出会うことが多い
- 願いが叶わない時に心のエネルギーが削られる3つの理由
- 1. 期待と失望を繰り返している
- 2. 中間地点で報酬を受け取っていない
- 3. 自分より法則を上位に置いている
- 願いが叶わなくて疲れた時の戦略的休息5ステップ
- 1. 願いを叶えるための情報をいったん減らす
- 2. 身体が疲れているなら先に身体を休ませる
- 3. 「まだ叶っていない」で自分を攻撃しない
- 4. 願い続けることに疲れたらいったん置いておく
- 5. 少し回復したらエネルギーを受け取れる場所へ行く
- 願いは余力のある時に叶う
願いが叶わない状況に疲れた人には戦略的休息を
潜在意識や引き寄せを使って、なんとか願いを叶えようと頑張ってきた。
それでもなかなか願いが叶わず、もう疲れ切ってしまった。
そんな人にまずおすすめしたいのは、戦略的に休むことです。
願いを叶える方法には、神頼みのようなものから、現実的に行動を積み重ねていく方法まで、いろいろあります。
その中でも、潜在意識や引き寄せを「願いを叶えるためのルート」として選んできた人は、特有の精神的な疲れを抱えていることがあります。
そのため、単純に「疲れたから寝ましょう」という肉体的な休息だけではなく、願いを叶えるために動き続けてきた心そのものを休ませることが必要です。
もちろん、心と体はつながっているので、よく寝ることや何もしない時間を作ることも大切です。
ただ、ここでいう戦略的休息は、それだけではありません。
具体的にどう休むのかは、このあと詳しく紹介していきます。
疲れ切っていると、
「願いさえ叶えば、今までの自分は全部報われる」
「だから叶うまでは、どれだけ自分がズタボロになっても頑張らなければ」
と思いやすくなります。
けれど、むしろ逆です。
願いを叶えていくためのエネルギーを残すために、戦略的に休む。
願いを諦めるためではなく、叶えたい自分のままで、いったん消耗を止めるための休息です。
願いが叶わない状態が続くと疲れる理由
まず前提として、思考や潜在意識、引き寄せを使う・使わないにかかわらず、願いや希望というのは、持ち続けるだけでも心のエネルギーを使います。
イメージとしては、基礎代謝に近いかもしれません。
私たち人間は、何もしていなくても、生きているだけで毎日エネルギーを消費しています。
それと同じように、
「こうなりたい」
「この人と一緒になりたい」
「この未来を実現したい」
という願いを持ち続けること自体にも、少しずつ心のエネルギーが使われています。
そして願いが叶うことは、言ってみればその願いに対する報酬です。
食事でカロリーを補給するように、「叶った」という喜びによって、それまで使ってきたエネルギーが報われます。
けれど、願いが叶わない状態が半年、1年、3年と続けば、願いを持ち続けるためのエネルギーは使い続けているのに、報酬はなかなかやってきません。
毎日基礎代謝だけは消費しているのに、なかなかご飯を食べられないようなものです。
だから、願いを叶えたいと思って潜在意識や引き寄せを使い続けていても、なかなか現実が動かなければ疲れて当然です。
願うこと自体がそもそもエネルギーを使うことであり、願いが叶わない時間が長くなるほど、心が消耗していくのは自然なことなのです。
潜在意識や引き寄せが重荷になる理由
ここまで見てきたように、願いというのは、ただ持ち続けているだけでも心のエネルギーを使います。
そしてさらに、潜在意識や引き寄せを「願いを叶えるためのルート」として使う場合には、願いを持つこととは別に、この方法ならではのエネルギー消費が加わります。
ただ願っているだけではなく、
「どうすれば叶うんだろう」
「今の思考で合っているのかな」
「もっと潜在意識を整えた方がいいのかな」
と、願いを叶えるために意識を使い続けることになるからです。
では、なぜ潜在意識や引き寄せを頑張るほど、かえって疲れてしまうことがあるのでしょうか。
ここからは、その理由を3つに分けて見ていきます。
1. 正解がない中で取り組む必要がある
まず、潜在意識や引き寄せを使った願望実現には、唯一絶対の正解がありません。
料理のレシピなら、ある程度決まった手順があります。
けれど、潜在意識や引き寄せには、「これをこの順番でやれば必ず叶う」という共通の手順があるわけではありません。
いろいろな人や書籍が、それぞれの方法を発信していますが、結局は自分で、
「これで合っているのかな」
「このまま続けていていいのかな」
と考えながら進むことになります。
人は、正解かどうかわからないものに取り組み続けるだけでも疲れます。
確信がないまま信じ、続け、エネルギーを出し続ける。
その「正解が見えない状態」そのものが、潜在意識や引き寄せを続ける疲れの一つになるのです。
2. 叶えるために心のエネルギーを必要とする
先ほど、願いを持ち続けること自体が、基礎代謝のように心のエネルギーを使うという話をしました。
潜在意識や引き寄せを使って願いを叶えようとする場合は、そこにさらに、運動する時のような追加のエネルギー消費が加わります。
「こうなる」と決める。
望む未来を意図する。
意識を一定方向に向け続ける。
こうしたことは、体を動かしていなくても精神的なエネルギーを使います。
つまり、
願いを持ち続けるだけで基礎代謝がかかる。
さらに叶えようとすることで、運動エネルギーまで使う。
ゲームで言えば、HPではなくMPまで削られていくようなものです。
だから、何もしていないように見えても、潜在意識や引き寄せを頑張り続けることで精神的にぐったりすることがあるのです。
3. 心が疲れている時に出会うことが多い
もう一つ難しいのは、潜在意識や引き寄せに出会うタイミングです。
人がこうした考え方に惹かれるのは、むしろ心が疲れている時であることが少なくありません。
- 彼に振られた
- 転職がうまくいかない
- 結婚が進まない
- 人生が思うように動かない
「それでもなんとかしたい」と思って、潜在意識や引き寄せに希望を見つけます。
でも、ここまで見てきたように、これは心のエネルギーを使う方法でもあります。
つまり、すでにMPが減っている時に、さらにMPを使って願いを叶えようとすることになりやすいのです。
例えるなら、体が弱っている時にフルマラソンへ挑戦するようなものです。
今の自分に残っているエネルギーと、必要なエネルギーが合っていない。
このズレがあるからこそ、潜在意識や引き寄せは希望になる一方で、重荷にもなりやすいのです。
願いが叶わない時に心のエネルギーが削られる3つの理由
ここまで、潜在意識や引き寄せを使って願いを叶えたい人ほど、戦略的な休息が必要だという話をしてきました。
潜在意識や引き寄せを使うには、心のエネルギーが必要です。
ただ、体力と違って、心のエネルギーは今どのくらい残っているのかが目に見えません。
たくさん歩けば「今日は体が疲れた」とわかりますが、心のエネルギーは、自分でも気づかないうちに少しずつ漏れていることがあります。
そして戦略的に休むためには、ただ何もしない時間を増やすだけではなく、まずこの無自覚なエネルギー消費を止めていくことが大切です。
ここでは、願いがなかなか叶わない時に、心のエネルギーが削られやすい3つの理由を見ていきましょう。
1. 期待と失望を繰り返している
失恋や仕事の行き詰まりなどで苦しい時に、潜在意識や引き寄せに出会うと、
「まだ叶うかもしれない」
「ここから現実を変えられるかもしれない」
と、一気に希望が戻ってくることがあります。
ところが、しばらく頑張っても現実が動かなければ、
「やっぱり無理なのかもしれない」
と今度は失望する。
それでもまた何かをきっかけに「いや、まだいけるかもしれない」と期待して、また現実が動かず落ち込む。
この期待と失望の繰り返しそのものが、心のエネルギーを削ります。
イメージとしては、心の寒暖差です。
暖かい場所と寒い場所を何度も行き来すると体が疲れるように、希望と絶望を何度も往復していれば、心だって疲れます。
潜在意識や引き寄せそのものよりも、
「いけるかも」
→ 「やっぱり無理かも」
→ 「でも今度こそ」
→ 「またダメだった」
という上下運動によって、知らないうちに大量のエネルギーを使っているのです。
2. 中間地点で報酬を受け取っていない
潜在意識や引き寄せを始める人ほど、最初からかなり大きなゴールを見ていることがあります。
「好きな人と結婚したい」
「好きな仕事だけで十分なお金を稼ぎたい」
「人生を根本から変えたい」
苦しい状況にいるからこそ、100%自分が望んでいる未来に希望を見つけるのです。
もちろん、その願い自体を小さくする必要はありません。
ただ、最終ゴールに到達するまで一切報酬を受け取らない状態になると、心のエネルギーは持ちにくくなります。
たとえばフルマラソンで、
「42.195kmを走り切ったら、好きなだけ水を飲んでいい。
でも途中では一滴も飲んではいけない」
と言われたら、ゴールへたどり着く前に倒れてしまいます。
願望実現でも同じです。
最終的には結婚したいとしても、
- 前より自分の気持ちが安定した
- 相手との関係が少し動いた
- 前ならできなかった選択ができた
- 現実の中に小さな変化が出てきた
という中間地点があります。
それなのに、
「結婚できていないなら何も叶っていない」
と、ゴールするまで一度も水を飲ませないような状態を自分に作ってしまうと、エネルギーが枯れていきます。
大きな願いを持ったままでも、途中で起きている変化からきちんと報酬を受け取る。
それも、願いを叶えるところまで走り続けるために必要なことです。
3. 自分より法則を上位に置いている
潜在意識や引き寄せは、本来、願いを叶えるために使う道具です。
ハサミや包丁や車と同じで、何か目的を達成するために自分が使うものです。
ところが、願いがなかなか叶わなくなると、この関係が逆転することがあります。
「引き寄せの法則ではこう言われているから、今の私はダメなんだ」
「潜在意識が変わらないと、私は幸せになれない」
「どうか法則の力で、この願いを叶えてください」
と、いつの間にか自分より法則の方が上位存在になってしまうのです。
でも、本来は逆です。
車を崇めていれば目的地まで連れていってくれるわけではなく、自分が行きたい場所へ行くために車を使います。
潜在意識や引き寄せも同じです。
法則が主人なのではなく、自分が法則を使う側です。
ここが逆転すると、「法則がうまく働いてくれない限り、自分の人生は動かない」という状態になり、自分の力まで法則の側へ預けることになります。
そして、このスタンスそのものが心のエネルギーを漏れさせます。
戦略的な休息では、単に横になって休むだけではなく、こうした無自覚なエネルギー漏れを一つずつ止めていくことも必要なのです。
願いが叶わなくて疲れた時の戦略的休息5ステップ
「疲れているなら休みましょう」と言われても、
「具体的にどう休めばいいの?」
「休んでみたけれど、あまり回復しない」
と思う人もいるでしょう。
ここでいう戦略的休息とは、ただ何もせずに過ごすことではありません。
ここまで見てきたように、願いが叶わない状態が続いている時は、気づかないうちに心のエネルギーを消費しています。
そのため、心のエネルギー消費をいったん止め、必要なものを補充していくことが戦略的休息になります。
1. 願いを叶えるための情報をいったん減らす
まずは、潜在意識や引き寄せについて、新しい情報を次々と入れるのをいったん止めてみましょう。
この分野では、さまざまな人がそれぞれの方法を発信しています。
心が疲れている時ほど「どこかに正解があるはず」と探したくなりますが、情報を増やしすぎると、
「この人はこう言っている」
「別の人は逆のことを言っている」
と、かえって判断するためのエネルギーを使います。
先ほどお伝えしたように、潜在意識や引き寄せは、自分が使うための道具です。
法則や誰かの考え方を自分より上に置かないためにも、まず情報を入れ続けることを休んでみてください。
2. 身体が疲れているなら先に身体を休ませる
心のエネルギーを回復させたい時でも、身体そのものが疲れているなら、まず身体的な休息が必要です。
- 睡眠不足が続いている
- 仕事や予定が詰まりすぎている
- 自分のために何もしない時間がほとんどない
こうした状態では、潜在意識や引き寄せ以前に、そもそものエネルギーが不足しています。
睡眠時間を確保する、予定を減らす、休暇を取るなど、身体の消耗を止めることを先に考えましょう。
3. 「まだ叶っていない」で自分を攻撃しない
願いが叶っていないという事実を使って、自分を責めることも大きなエネルギー消費になります。
マラソンで考えれば、10km地点でも35km地点でも、ゴールしていないという意味では「まだゴールしていない」です。
でも、そこまでに進んできた距離までゼロになるわけではありません。
願いも同じです。
- 少し現実が動いた
- 以前とは自分の状態が変わった
- ゴールに近づいている部分がある
それでも最終的な願いが完成していないという理由だけで、
「何も叶っていない」
「私は全然できていない」
と自分を攻撃すれば、残っているエネルギーまで削ってしまいます。
最終ゴールにまだ着いていないことと、何も進んでいないことは別として「ここまで進んできた」ということに着目してきてください。
4. 願い続けることに疲れたらいったん置いておく
願うことそのものが苦しくなっているなら、願いはいったん置いておいて構いません。
箱に入れて押し入れの奥にしまうように、
「今すぐ叶えなくてもいい」
「今は考えなくてもいい」
という期間を作ります。
これは、願いを諦めることではなく、むしろ「きちんと叶えられるようになるまで預けておく」に近いです。
特に疲れ切っている時は、
「この願いさえ叶えば、今の苦しみから解放される」
と、願いが叶うことだけが唯一の出口になりやすくなりますが、それは逆効果と言えるでしょう。
願いを捨てるのではなく、今ずっと持ち続けている荷物を一度下ろすことも戦略的休息です。
5. 少し回復したらエネルギーを受け取れる場所へ行く
少し余力が戻ってきたら、自分が元気になれる人や場所に触れる時間を増やしてみるのも一つです。
友人や家族と過ごして元気になる人もいれば、ライブや舞台へ行くことで一気に気分が変わる人もいます。
身近にそういう相手がいなければ、カウンセラーなどの専門家でも構いませんし、人と関わることが負担なら、動物や植物、自然の中で過ごすことでも構いません。
基準は、そこに触れたあと、自分の中のエネルギーが少し増えているかどうかです。
戦略的休息とは、ただ止まることではありません。
無自覚なエネルギー消費を止め、少しずつ補充し、また願いに向き合えるだけの余力を取り戻していくことです。
願いは余力のある時に叶う
ここまで、潜在意識や引き寄せの法則を使って願望実現しようとしてきたけれど、願いが叶わなくて疲れてしまった人に向けて、その背景を整理してきました。
潜在意識や引き寄せの法則そのものを、否定する必要はありません。
実際にその考え方を使って現実が動いた人もいますし、意図の力や認知の仕組みとして見れば、現実的な説明ができる部分もあります。
ただ、この記事で見てきたように、潜在意識や引き寄せは心のエネルギーを使う方法にもかかわらず、人がそこに強く惹かれるのは、すでに心のエネルギーが落ちている時です。
このギャップが、疲れの原因になっていることが多いのです。
なので、潜在意識や引き寄せを無理に信じ直そうとする前に、まずは心のエネルギーを回復することを優先してみてください。
心の余力が戻ってくると、これらの法則をうまく使いこなすことができるようになるはずです。