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完璧主義な女性の特徴と原因|恋愛・職場への影響

完璧主義な女性の特徴|恋愛・仕事のストレスと心理的背景を解説

完璧主義な女性は結果を出しやすい一方で、恋愛や職場の人間関係で摩擦やストレスを起こしやすく、本人も周囲も苦しくなりやすいことが多いです。

完璧主義を何とか治したいと思って調べると

「80点で良しとしよう」
「もっと自分に優しくしよう」

そんなアドバイスに出会い、実際にやってみようとするけれど、どうしても80点で良しとできない。

完璧の基準を下げましょうという言葉が、本人にとっては「自分を殺してください」と言われているように感じることすらあり、途方にくれている人も少なくありません。

この記事では、そんな完璧主義の特徴や原因について整理していきます。

Contents

完璧主義な女性の特徴は?

まず最初に、一般的に「完璧主義」と言われる女性の特徴について整理していきます。

完璧主義それ自体に良い悪いはなく、長所や才能として発揮されることもあれば、逆に生きづらさや扱いにくさとして出ることもあります。

そして、完璧主義で悩みやトラブルを抱えやすい人は、その完璧主義が“扱いにくさ”として強く出てしまっている状態とも言えるでしょう。

  • 他人の評価が極端に気になる
  • 0か100かで考えやすい
  • 責任感が強く、プライドが高い
  • 承認欲求が強い
  • 他人にも完璧を求めやすい
  • 人にお願いするのが苦手

もちろん、人によってどの特徴が強く出るかは異なります。

ただ共通しているのは、「ちゃんとしなければ」「失敗してはいけない」という緊張感がかなり強いことです。

そのため、周囲から見ると「真面目でしっかりしている人」に見えやすい反面、本人の内側ではかなり強いプレッシャーや不安を抱えていることも少なくありません。

 

完璧主義な女性が恋愛で苦しくなる理由

完璧主義な女性が特に悩みを抱えやすいのが、恋愛や結婚などのパートナーシップです。

実際、このメディアを運営している「自己対話の学校」でも

「仕事は頑張ってきたのに、恋愛だけがいつもうまくいかない」
「一人で生きる力はあるのに、パートナーシップになると苦しくなる」

そんなご相談が多く寄せられます。

もちろん恋愛の悩みにはさまざまな要因がありますが、その中でも完璧主義の強さが影響しているケースは少なくありません。

ここでは、完璧主義な女性が恋愛でつまずきやすい代表的なパターンについて整理していきます。

 

相手に完璧主義を押し付けてしまう

まず一つ目は、相手にも完璧主義を押し付けてしまいやすいことです。

完璧主義な女性は、言い換えると「よく気が付く人」でもあり、自分は気づいているのに、相手は全く気づいていない、という場面も多いです。

すると、どうしても「相手は気がついていないけど、自分は気がついていて気になってしまう」という箇所が増えてしまいます。

その結果、自分のストレスを下げるために

「ここはちゃんとしてほしい」
「こうしてほしい」

と相手に伝えることが増えていきます。

ただ、相手からすると、そもそも問題として認識していないことも多いため、そこで摩擦が起きやすくなります。

 

完璧主義な彼女は疲れると思われやすい

交際相手から「疲れる」「気を遣う」と思われやすいことも、パートナーシップの悩みに繋がりやすいです。

交際初期は、お互いに良いところを見せたい心理が働くため、男女ともに「ちゃんとした自分」を相手に見せようとすることが多いです。

ただ、関係が深まってくると徐々に

「気を抜きたい」
「リラックスしたい」
「だらけた部分も受け入れてほしい」

という気持ちが出てきます。

ですが完璧主義な彼女と一緒にいると、

「だらけたら嫌われるのではないか」
「注意されるのではないか」

という感覚が相手に出やすいため、関係が深まりにくくなる傾向もあります。

 

相手に魅力を感じにくくなる

完璧主義な女性は、相手に魅力を感じにくくなってしまうことも、恋愛や結婚、パートナーシップにおいて悩みの種でしょう。

婚活などでも、「減点方式で相手を見てしまう」という話が問題になることがありますが、それと少し似ています。

完璧主義な人は、“完璧=100点”が基準値になりやすく、100点以下はほぼ0点のように感じてしまう傾向があります。

その結果、相手の良さよりも「足りない部分」に目が向きやすくなり、恋愛に発展しにくくなることもあります。

 

完璧主義な女性が職場で苦しくなる理由

では続いて、完璧主義な女性が職場で苦しくなる背景について整理していきます。

仕事は基本的に社会に価値を提供するものですから、丁寧に仕事をする人の方が評価されやすく、完璧主義さが長所として活きる場面も多いでしょう。

ただ、職場にはやはり人間関係があります。

「仕事ができる・できない」というより、人間関係の部分で摩擦やストレスが起きやすくなることもあります。

ここでは、完璧主義な女性が職場でつまずきやすい代表的なパターンを3つ整理していきます。

 

同僚の雑な仕事がストレスになる

完璧主義な女性が職場で苦しくなる理由として多いのが、同僚の雑な仕事がストレスになってしまうことです。

同僚に限らず、上司や後輩、取引先など、仕事ではさまざまな人と関わりながら進めていくことになりますが、どうしても「基準値の違い」が出てきます。

会社のルールや基準が決まっていても、それらをきちんと守る人もいれば、基準を守らないことに対して何とも思わない人もいる。

すると、完璧主義な女性ほど、仕事の穴やミスに気づいてしまいやすく、さらに気づいてしまうと放置することも難しい。

その結果、自分がフォローに回ったり、尻拭いをしたり、あるいは何も言わずにイライラを抱え込んでしまうことも少なくありません。

 

周囲からめんどくさいと思われやすい

これはかなり理不尽なことではありますが、完璧主義な女性は、周囲から「めんどくさい」と思われてしまうことも少なからずあります。

完璧主義な女性は、周囲との基準値の違いによってストレスを抱えやすく、イライラしたり、不機嫌になってしまったりすることもあります。

もちろん、その時の上司や社風、チームの雰囲気にもよるため、完璧主義な女性だけが悪いわけではありません。

ただ、特に

「仕事は要領よく適当にやればいい」
「最低限やって給料をもらえればいい」

という空気感が強い職場では、完璧主義な女性の高い基準値が、周囲から“異分子”のように見られてしまうこともあります。

その結果、「真面目すぎる」「細かすぎる」「めんどくさい」と思われ、職場で孤立しやすくなるケースもあります。

 

力を抜けずメンタルが辛くなりやすい

完璧主義な女性ほど、仕事で力を抜くことが難しく、メンタルが辛くなりやすい傾向があります。

もちろん今は、社会全体でメンタルヘルスが問題視されており、職場でも社員のメンタルケアに力を入れる流れにはなっています。

ただ、完璧主義な女性のしんどさというのは、外側の環境だけが原因ではないことも多いです。

どれだけ残業を減らしても、福利厚生を良くしても、自分の内側にある「ちゃんとしなければ」という感覚が強いため、自分で自分を追い込み続けてしまう。

本当は、

「今日は有給を取ろう」
「少しサボろう」

くらいできればいいのかもしれませんが、それができないのも完璧主義の特徴だったりします。

その結果、限界まで頑張り続けてしまい、メンタルが大きく落ち込んでしまうこともあるでしょう。

 

なぜ完璧主義は治しにくいの?

それでは完璧主義を治すにはどうしたらいいのでしょうか?

実際、完璧主義を治す方法について調べると、

  • 80点で良しとしましょう
  • 少し基準を下げてみましょう
  • OKと思える範囲を増やしていきましょう

そんな考え方やアドバイスを見かけることも多いです。

もちろん、言っていること自体は理解できるし「なるほど」と思うこともある。

でも同時に、「それができたら苦労しない」と感じる人もいるのが実情かと思います。

実は、完璧主義というのは、単なる癖や性格ではなく、その人なりの心理的な背景があって作られていることが多いです。

そのため、なぜ自分が完璧主義になったのかという背景を理解せず、表面的な完璧主義だけを直そうとしても、なかなかうまくいきません。

では、なぜ完璧主義はここまで治しにくいのでしょうか。

ここからは、その背景にある心理的な構造について整理していきます。

 

自己肯定感の低さを埋める手段だから

完璧主義を治すのが難しい理由の一つに、完璧主義が「自己肯定感の低さを埋める手段」になっているケースがあることが挙げられます。

もちろん全てのケースではありませんが、完璧主義な人の中には、その裏側に

  • 自分には価値がない
  • 自分は大した人間ではない
  • 自分は歓迎される存在ではない

といった感覚を抱えている人も少なくありません。

すると、自分で自分を肯定できない分、それを埋めるための手段が必要になり、その一つが完璧主義です。

このような背景があると、表面的な完璧主義だけを手放そうとしても難しいです。

なぜなら、完璧主義を手放す=自分で自分を肯定できるものがなくなってしまうからです。

 

完璧=存在の許可になっているから

また、「完璧であること」が、自分の存在を許可する条件になっているケースもあります。

なぜこのような感覚が生まれるのかについては、この後の「完璧主義の原因」の章でも触れていきますが、

  • 完璧であれば存在してもいい
  • 完璧でないなら存在してはいけない

このような価値観や思い込みが、その人の中に入ってしまっている場合があります。

すると、その状態で「完璧主義を手放しましょう」と言われても、それは本人にとって、「自分の存在を消してください」と言われている感覚に近くなってしまいます。

そうすると当然、表面的なアドバイスだけでは、なかなか変われないのです。

 

欠乏感を見なくすることが目的だから

少し意外かもしれませんが、自分の中の欠乏感を見ないようにするために、完璧主義が使われているケースもあります。

完璧主義というと、「自分自身に厳しい」というイメージを持たれやすいですが、中には、自分だけでなく、周囲にも完璧を求めるタイプもいます。

そして、このタイプの完璧主義の背景には、「自分は欠けた存在だ」「自分は一人前ではない」といった強い欠乏感が隠れていることがあります。

すると、自分を完璧にしようとするだけでなく、周囲にも「完璧であってほしい」という圧が強くなっていきます。

なぜなら、自分は欠けた人間であり、一人では不安定だからです。

自分が完璧ではない以上、周囲にまで不完全さを感じてしまうと、不安や欠乏感が一気に刺激されてしまう。

そのため、無意識のうちに、

「周りの人はちゃんとしていてほしい」
「完璧でいてほしい」

という方向へコントロールが強くなってしまうことがあります。

ただ、当然ながら、周囲からするとその圧はかなり苦しく感じやすいため、人間関係で摩擦が起きやすくなるのです。

 

完璧主義の原因になる幼少期の影響

では、なぜここまで完璧主義が強くなってしまうのでしょうか。

もちろん原因は一つではありませんが、「三つ子の魂百まで」なんて言われるように、幼少期の環境が影響しているケースが多いです。

ここでは、完璧主義につながりやすい代表的な背景を整理していきます。

 

条件付きの愛情

完璧主義の背景としてよく挙げられるのは、「条件付きの愛情」が影響しているというケースです。

例えば、

  • 良い成績を取った時だけ褒められる
  • ちゃんとしている時だけ愛される
  • 迷惑をかけない子でいることを求められる」

そんな環境で育つと、“そのままの自分”ではなく、“ちゃんとしている自分”に価値がある感覚を持ちやすくなります

すると、

「頑張らないと愛されない」
「ちゃんとしていない自分には価値がない」

という感覚が強くなり、完璧主義に繋がりやすくなります。

 

競争が多い環境

また、競争が多い環境で育った場合も、完璧主義になりやすいでしょう。

兄弟姉妹で比較された、といった家庭内の空気はもちろんですが、例えば小さな頃からアスリート教育を受けて、常に強化選手枠の争いをしていたなど。

人より優れていることや、失敗しないことへの執着が強くなり、「常にちゃんとしていなければならない」という感覚につながっていくことがあります。

 

不確実性への耐性が弱い気質

生まれ持った気質として、「不確実性への耐性が弱い」タイプもいます。

例えば、

  • 先が読めない状況が苦手
  • 曖昧な状態に強い不安を感じる
  • 想定外のことが起きると強くストレスを感じる

こうした気質があると、“ちゃんと準備しておくこと”や、“完璧にしておくこと”で安心感を得ようとしやすくなります。

そのため、完璧主義が、自分を安心させるための防衛として強くなっていくこともあります。

 

完璧主義を緩めていくヒント

ここまで、完璧主義の特徴や背景について整理してきました。

では、こうした完璧主義を少しずつ緩めていくには、どうしたらいいのでしょうか。

長年かけて身についた生存戦略でもあるため、すぐに変わるものではありませんが「なぜ自分はそこまで完璧であろうとするのか?」を理解していくことで、少しずつ扱いやすくなります。

ここでは、そのためのヒントを3つご紹介します。

 

1.完璧主義が強く出る瞬間を捉える

まずは、自分の完璧主義がどんな場面で強く出るのかを観察してみましょう。

  • ミスを指摘された時
  • 人から評価される場面
  • 恋愛で相手がだらけて見えた時

人によって完璧主義のスイッチが入りやすい場面は異なります。

スイッチの瞬間を捉えることで、完璧主義の出どころが掴めることも多いです。

 

2.完璧であることで得たいものを探る

また、自分は「完璧であることで、何を得ようとしているのか」を見ていくことも大切です。

  • 認められたい
  • 愛されたい
  • 見捨てられたくない
  • 安心したい

など、完璧主義の奥には、さまざまな願いが隠れていることがあります。

完璧主義そのものを敵にするのではなく、「本当は何が欲しかったのか?」を見ていくことで、自分への理解が少しずつ深まっていきます。

 

3.願いが叶った後の自分を想像してみる

そして最後に、「もし、自分が本当に欲しかったものが手に入ったとしたら?」を想像してみることもおすすめです。

ここまでで「完璧主義になるにも理由と背景がある」ことをご紹介してきましたが、裏を返せば「完璧主義になる理由と背景」がなくなれば、過度な完璧主義は消えるのです。

今の悩みが消えて、毎日安心と幸せに包まれていたら、自分は今ほどの完璧主義を保ち続けるのだろうか?

もしこの答えがNoであれば、そこに大きなヒントがあるでしょう。

 

完璧主義を生存戦略からスキルに変える

完璧主義というのは、決して悪いものではありません。

実際、完璧主義だからこそ、丁寧に仕事ができたり、人より細かいところに気が付けたり、高い基準で物事に向き合えたりすることもあります。

ただ、それが「生き残るために必要なもの」になってしまうと、苦しさが強くなってしまうというだけなのです。

つまり大切なのは、完璧主義を無理に消すことではなく、「生存戦略」から「使えるスキル」へ戻していくこと。

必要な時には力を発揮できる。
でも、常に完璧でいなくても、自分の存在価値まで失われるわけではない。

そんな感覚を少しずつ育てていくことが、完璧主義との向き合い方を変えていくきっかけになるかもしれません。

この記事を書いた人

江藤有紀 自己対話の学校主宰。女性向け商業施設の運営に従事したのち、人間心理についての発信を始め、人生相談を受けるようになり独立。
人生の悩みは、自分との繋がりが薄くなっているサインと捉え、自己対話を体系的に学ぶプログラム企画などを行う。 著者プロフィールを見る

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