
もう“違う人”ばっかり来るの、やめてくれない?
そう心の中で叫びたくなったこと、ありませんか?
「理想の人に出会いたい」──それは多くの人が願うことだけれど、いざ現実を見てみると、なぜか全然うまくいかない。
「数はこなしてる」「行動もしてる」それなのに、
なんで? どうして…?
と、心のどこかで疲れを感じている方もいるかもしれません。
そんなあなたに、今日は「出会いの質を変える視点」と「“違う人ばかり”から卒業する方法」を、感覚と仕組みの両面からお届けします。
Contents
理想の人に出会う方法は?!」と叫びたくなったら
理想の人に出会う方法って、どこにあるの?
SNSで検索したり、YouTubeで動画を漁ったり、マッチングアプリを試したり…。
中には、理想の人リスト100個を書いてみたり、もう出会ったつもりで暮らしてみよう!とイメトレしてみたり、理想の人を紹介してくれそうな人にお願いしてみたり──とにかく“できること”はやってみた、という人も多いのではないでしょうか。
でも、うまくいかない。
- マッチングアプリ、人が多すぎてわけわからん
- 会えば会うほど、自分が求めてるものが分からなくなる
- 数は増えてるのに、疲れるばかりで“当たり”に出会えない
そうやって“心の叫び”が溜まっていくとき。
そこには、“出会いの技術”以前に、「そもそも理想の人って、誰?」という根本の部分がぼやけていることが多いんです。
理想の人に出会えない人の特徴
“理想の人に出会えない問題”の多くは、実は「出会いの量」ではなく「理想の描き方」に原因があります。
ここでは、ありがちな3つのズレた“理想の描き方”をご紹介します。
特徴①理想の人=幻レベルになっている
理想を思い描いたとき、「そんな人、存在しないんじゃ…?」と自分でも思ってしまうような、現実感のない人物像になっていませんか?
“理想”が、無意識のうちに「欠乏感の裏返し」になってしまうと、どんどん幻想が膨らんでしまい、実在する相手との出会いでは満足できなくなってしまいます。
現実の出会いは、たとえ100点満点ではなくても、心にじんわりと響く瞬間があるもの。
幻ばかりを追いかけていると、そうした“現実のあたたかさ”を見逃してしまうこともあるのです。
特徴②理想の人=なんとなくの条件を揃えた人になっている
年収○○万円以上、清潔感があって、価値観が合って──こうした“スペックのチェックリスト”で理想像を組み立ててしまうと、どうしても「表面的な条件」だけが先行してしまいます。
それって、例えるなら「麺類が食べたい!」とだけ言っているようなもの。
うどん?ラーメン?パスタ?──あなたが本当に欲しいのは、どの“味”ですか?
条件はあくまで目安。
けれど、フィット感や一緒にいて笑えるかどうかといった“体感的な相性”が見落とされてしまっては、本当に心から好きになれる相手とは出会えません。
特徴③自分のコアな好みに気がついていない
本当に求めている「心地よさ」や「空気感」を、自分でもまだ知らない。
だから、“なんとなく良さそうな人”には出会えるけど、なぜかピンとこない。そんな状態に陥っていませんか?
理想の相手と出会うためには、「自分の好き・嫌い」「息がしやすい感じ」を感覚レベルで知っておく必要があります。
たとえば、相手の話し方が早口かどうか、間の取り方が落ち着いているか、視線の合わせ方が心地いいかなど──“些細だけど確かな違和感”を見逃さない感覚のチューニングが大切です。
“違う人ばかり”に出会ってしまうことで起こる5つのリスク
理想の人に出会いたいと願っているのに、なぜか「違う人」「なんか違う人」「この人じゃない人」とばかり出会ってしまう…。
そんな状態が続くと、心の中でじわじわと“恋愛疲労”が蓄積されていきます。
しかも厄介なのは、それが自覚できる疲れではなくて、気づかないうちに自信を失ったり、恋愛への意欲そのものが削がれたりすること。
ここでは、そんな「違う人ばかり現象」がもたらす5つの副作用を見ていきましょう。
リスク①出会い=面倒くさいものになる
最初はワクワクしていたはずの“出会いの場”が、いつしか「今日はまたハズレかもしれない」という警戒心にすり替わっていく。
アプリを開く指が重くなり、待ち合わせの場所に向かう足取りもどんどん鈍くなる。
出会いは本来、未来の可能性に触れる場のはずなのに──“違う人ばかり”が続くことで、それ自体が「心に負担をかける行為」になってしまうのです。
リスク②出会うたび自信喪失する
なんか違う人と会い続けると、自分が何を求めているのかも、だんだん分からなくなってくる。
でも実は、それは相手側も同じであることが多いんです。
こちらが「なんか違う」と感じるとき、相手もまた「なんか噛み合わない」と感じているもの。
その結果、会話が続かず盛り上がらなかったり、沈黙が気まずくなったりして、うまく距離が縮まらない。
また微妙な空気だった…会話が弾まないのって、私がつまらないから?
そんなふうに思ってしまうと、出会うたびに“自分に問題があるのでは”という誤解が蓄積していきます。
本当はただ相性の問題なのに、まるで自分が減点されているような感覚になる──それが、恋愛への意欲そのものを奪ってしまうこともあるのです。
リスク③好きじゃない人にばかり好かれる
なぜか、「ちょっと違うんだよな…」という人に限って、熱烈にアプローチされる。
逆に、自分がいいなと思った人には、まったく響かない。
これは、自分の内側と現実の“周波数”がズレているサインでもあります。
自分が「なんとなく」で理想像をぼやかしていると、“なんとなく好いてくれる人”が現れるだけ。
本当にフィットする人と出会いたいなら、こちらの周波数=自分軸や感性の明確さが必要なんです。
リスク④カエル化現象が起きやすい
出会ったときは素敵に見えたのに、いざ相手が自分に好意を示し始めた瞬間、なぜか気持ちが冷めてしまう…。
これは、最近よく聞く「カエル化現象」です。
実はこれ、“理想”と“現実”が一致していないことで起こりやすいんです。
理想だと思っていたけど、近づいてきたらなんか違う──それは、自分の本当の好みに気づいていない証拠かもしれません。
リスク⑤自分がわからなくなる
誰と出会ってもピンとこない。理想の人が分からなくなってくる。
そもそも、私ってどんな人と一緒にいたら幸せなんだろう?
そんなふうに、自分自身への信頼感まで揺らいでしまうことがあります。
これは、「外の出会い」に意識を向けすぎて、自分の内側との対話が減ってしまっている状態。
でも大丈夫。ここからは、もう一度「自分の感覚」を軸にして、理想の出会いを“再構築”していくステップをお伝えしていきます。
理想の出会いを引き寄せる3ステップ
“違う人ばかり”のループを抜け出して、本当に心から「いいな」と思える相手に出会うためには──実はちょっとした“技術”と“意識の整え方”が必要なんです。
このセクションでは、そんな理想の出会いを実現するための3ステップをご紹介します。
どれも特別なことではなく、あなたの中にある“感覚”や“意志”を丁寧に扱っていくための方法。
焦らず、ひとつずつ、試してみてくださいね。
STEP1|自分にとっての「シンデレラフィット」を言語化する
まずは、「自分にとっての理想の人」って、どんな人なのかをしっかり言語化してみましょう。
たとえば結婚相談所でよく見る「年収・学歴・身長」などの条件。
もちろん大事な要素かもしれません。
でも、それだけでは“フィット感”は分かりませんよね。
ここで意識してほしいのは、「一緒にいて“息がしやすい”って、どういう感覚だろう?」という問い。
たとえば──
- 無理せず素で話せる
- 自分のテンポを乱されない
- 気まずい沈黙がむしろ落ち着く
そんな「感覚的な心地よさ」も、あなたにとっての大事な“理想の軸”です。
スペックではなく、シンデレラフィット感に注目すること。
それが、“出会いのピント”を合わせる第一歩です。
STEP2|「その理想を望んでもいい」と自分に許可を出す
理想像を言語化できたとしても、次に出てくるのがこの壁。
そんな素敵な人、本当に私が望んでいいの?
手に入らなかったら悲しいから、最初から諦めよう…
そんなふうに、自分で自分の理想にブレーキをかけてしまうんです。
この状況は例えるなら、1袋250円で販売されている“お得なパスタ”ではなく、高級スーパーでしかお見かけしないZENBヌードルを購入しようかどうしようか迷う感覚に近いかもしれません。
「こんなオシャレなパスタは、私のような庶民ではなくモデルさんとかが買うものじゃないの?」と一瞬ためらうような、あの感覚です。
※ZENBヌードルとは?小麦粉を使わず、黄えんどう豆のみで作ったグルテンフリーのパスタです。
それに近いものが、恋愛の理想にも働いていることがあるんです。
でも、あなたが「いいな」と感じた時点で、もうそれは“あなたの世界”に現れてるんです。
あとは、自分が「私に相応しい!」と、受け取る許可を出せるかどうかにかかってます。
STEP3|理想の人がいる“場所”に、自分の足で向かう
理想像を明確にし、望む許可も出せたら、あとは“行動”のステップです。
前の段落に出たZENBヌードルが欲しいと思っても、ヨークマートやSEIYUばかり探していたら、いつまで経っても出会えない。
ZENBヌードルを買いたかったら、成城石井やBio c’ Bonに行ってみる勇気が必要なんです。
これと同じで、あなたが求める理想の人がいそうな場所、価値観が合いそうな場に、自分から一歩踏み出すこと。
でも私、そんな場所に馴染める服がない…
話しかける自信もない…
そんなときは、少しだけ“外側”を整えてあげるのも効果的です。
- メイクを変えてみる
- 髪を整えてみる
- 新しい服を買ってみる
- カウンセラーに心の準備を相談してみる
そして時々は、STEP2に戻って「自分の中の許可」を見直してみる。
このSTEP2⇄STEP3のループが、“行ける私”を少しずつ育ててくれるんです。
理想の人に出会える人が自然とやっていること
特別なことはしていないのに、なぜかいつも良い出会いがある人っていますよね。
彼女たちは決して“出会い運”だけで成り立っているわけではありません。
実はその裏には、“自然とやっている行動や心の使い方”があります。
ここでは、理想の人とスムーズに出会える人が共通して持っている3つのポイントをご紹介します。
①自分の魅力を信じて行動している
理想の出会いを引き寄せている人は、外側のスペックよりも、「自分自身という素材」にちゃんと自信を持って動いているのが特徴です。
もちろん、不安やコンプレックスがゼロなわけじゃない。
でも、「私には私の良さがある」と信じて、一歩を踏み出すエネルギーを持っている。
この“自分の魅力を信じる力”が、出会いの質を大きく左右するのです。
②会いに行く努力を“当然のこと”として楽しんでいる
理想の人がいそうな場所に足を運んだり、勇気を出して話しかけてみたり──
そうした“行動”を、彼女たちは「がんばってる」と思っていません。
だって、会いたいんだから 動いて当然でしょ?という軽やかさがある。
努力や工夫を“義務”ではなく、楽しみの一部として受け入れているからこそ、行動そのものが自然で、重たくない。
そのエネルギーが、さらに良い出会いを引き寄せているんですね。
③自分が変わることを恐れず、変化を受け入れている
理想の人と出会うためには、自分自身のアップデートも必要です。
でもそれって、怖いことでもありますよね。
今の自分を否定されたように感じる人もいるかもしれません。
けれど、出会い上手な人たちは、“変わること”を怖がっていない。
こうなりたい この人と並びたい と思ったとき、素直に「じゃあ、ちょっと髪型変えてみようかな」とか、「もっと自分のこと知ってもらえるように話し方を工夫してみよう」とか、変化を柔らかく、前向きに受け入れていくんです。
だからこそ、“今の延長線”にはいないような人とも、自然に出会える。
まとめ|“出会いの質”が変われば、恋愛の未来も変わる
理想の人に出会いたいと願うのなら、まず大切なのは、“理想”の正体を自分の中でちゃんと見つけること。
それは条件表ではなく、感覚であり、感情であり、あなたの「好き」が詰まった“空気感”です。
そしてその理想を、「望んでもいい」「手に入れていい」と自分に許可を出していくこと。
さらに、少しずつ“その世界”に足を踏み入れていく勇気を持つこと。
この一連のプロセスを丁寧に辿ることで、「なんか違う人ばかり…」というループから卒業し、“ピンポイントで心が反応する出会い”が増えていくはずです。
出会いの“数”ではなく“質”を高めることで、恋愛の未来を静かに、でも確実に変えていく一歩になります。
どうかあなたが、「あ、この人かも」と思えるようなフィット感のある出会いに、ちゃんとたどりつけますように。