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HOME > COLUMNTOP > 感情・メンタルケア > 「他人と比べてしまう…」嫉妬の正体は“未来に獲得できるもの”だった
2025.07.20

「他人と比べてしまう…」嫉妬の正体は“未来に獲得できるもの”だった

誰かの幸せを見て、素直に祝福できないとき。


人の成功がまぶしくて、自分が情けなく感じてしまうとき。

「こんなふうに思いたくないのに」と分かっていながら、
心のどこかに湧き上がってしまう、あの“嫉妬”という感情。

なんであんなふうに思ってしまったんだろう

こんな私はダメだ

と罪悪感を抱いて、自分を責めたことはありませんか?

比較しない心、嫉妬しない生き方──
それが理想だと分かってはいても、現実の私たちは、そう簡単にはいきません。

私自身、ココロの学びに興味を持ったきっかけは、まさにその“嫉妬”からでした。

20代の頃、仲のいい友人たちが次々に結婚していって──

あの子たちは人生を進めているのに、私はずっとご祝儀係のままなんだ…

結婚式に参加するたび、心のどこかが寂しくなって、
本当は大好きな友人たちに、どうしようもない嫉妬を感じてしまう自分が、たまらなく嫌になったのです。

その“嫌な自分”を否定する代わりに、
少しずつ理解してみようと思ったことが、今の学びの始まりでした。

この記事では、「他人と比べてしまう嫉妬」の構造をひもときながら、
その奥に隠された“あなた自身の願い”を見つめ直す視点を解説します。

Contents

  • 他人と比べて嫉妬するのは人間の本能
  • 他人に嫉妬できる=獲得圏内である
    • ①嫉妬の対象=精神的なご近所さん
    • ② 嫉妬の発生タイミング=「本当は欲しいのに手に入らない」と勘違いしたとき
    • ③ 嫉妬の奥にあるもの=“スネ”と封印された願い
  • 女性が嫉妬しやすい7つのリアルな瞬間
  • 嫉妬を“未来の自分”へのヒントに変える4ステップ
    • Step1|嫉妬した場面を書き出す
    • Step2|“誰に”ではなく“何に”嫉妬したか言葉にする
    • Step3|その価値は「すでに自分の中にあるもの」として捉え直す
    • Step4|その願いに向かって動ける「最初の一歩」を考える
  • まとめ|嫉妬は「あなたへの可能性の提案」として生まれる

他人と比べて嫉妬するのは人間の本能

嫉妬の扱い方・対処法について学んでいくと、よくこんな言葉に出会います。

他人と比べても意味がないよ!

過去の自分と比べるのがコツだよ!

嫉妬は心をむしばむから、できるだけ手放そう!

実際、そうした考え方は広く推奨されていますし、受け取って頑張ってみようとしたことがある人も多いのではないでしょうか。

私自身も、「他人に嫉妬しない自分でいよう」と何度も思いました。
誰とも比べず、誰にも嫉妬せず、穏やかに人の幸せを受け取れる。

それはとてもヘルシーで自由な在り方だと思う一方で、

それって、もはやイエスとかブッダの悟りの境地じゃない?

そんなふうに感じてしまうこともあります。

人間はそもそも社会的な動物です。

集団の中で自分の役割やポジションを測りながら生きてきた歴史がありますから、誰かと比較してしまうのは、ある意味では“本能”のようなもの。

そして、比較の中でときに湧いてくる嫉妬も、「ダメな感情」ではなく、ごく自然な心の動きなのです。

もちろん、いつか誰とも比べずにいられる心になれたらいい。

でも、そこに至るまでは、

つい他人と比べてしまう

やめたいのにネガティブな気持ちになってしまう

そんな自分とも上手につきあっていけたら。

このコラムでは、そんなスタンスで「嫉妬」を扱っていきます。

他人と比べて嫉妬してしまうのは、そういうもんだよね。

その前提に立って、心の内側を一緒に見つめていきましょう。

 

他人に嫉妬できる=獲得圏内である

これまで多くの女性のライフキャリアに関するご相談を受け、そして私自身も、嫉妬という感情と何度も向き合ってきましたが、その中で確信していることがあります。

それは──誰かに嫉妬するということは、その対象が「自分には本来、手に入るはずのもの」「本来の自分なら獲得していてもおかしくないもの」だというサインだということです。

つまり、嫉妬が湧く相手・出来事・存在というのは、どこかで“自分も獲得圏内にある”と知っているからこそ、反応してしまうのです。

ただしこの視点は、ご相談者さんにお伝えすると、最初は戸惑われることもあります。

えっ、私が嫉妬している“あれ”って、本当に自分にも手に入るものなんですか?

ちょっと、意味が分からないです……

そう言われることも少なくありません。

ここからは、「他人に嫉妬できる=自分も獲得圏内である」というこの視点を、次の3つの切り口から掘り下げてみたいと思います。

 

①嫉妬の対象=精神的なご近所さん

たとえば、イギリスのキャサリン妃──労働者階級の家庭に生まれ、名門セント・アンドルーズ大学でウィリアム王子と出会い、王室の一員となった、まさに現代のシンデレラ。

あの上品な佇まい、立ち居振る舞い、美しいドレス。

「素敵だなあ」「憧れるなあ」と感じることはあっても、じゃあ、本気で「なんであの人ばかり!」と嫉妬に震えるかというと……おそらく、ほとんどの人がNOでしょう。

なぜなら、文化も階級も国も違いすぎる。
自分の人生の“延長線上”にないものには、嫉妬って湧きづらいんです。

でも、もし──
あなたが学生時代によく一緒に過ごしていた友人。
特別美人でも、お金持ちでも、何かで抜きん出ていたわけでもない。

その子がある日、こう話してきたら?

実はね、ちょっと前に偶然出会った人と結婚することになったの。
相手はね、某財閥のご子息で、お家の資産がうん十億あるらしくて。
私、資産管理、頑張れるかな…

そんな話を、いつものカフェで、いつものテンションで、幸せそうに語られたら……どうですか?

あなたのそのときのメンタル状態にもよりますが、もしかしたら胸の奥で「ざわっ」と黒い感情が動くかもしれない。

嫉妬とは、精神的な意味で「自分と同じくらいの位置にいたはずの人」が、自分には到底届かないような何かを手に入れたときに起こりやすい感情です。

だからこそ、嫉妬の対象は“精神的なご近所さん”。

自分と似ている誰か、同じラインにいるはずの相手が、予想外の幸運や成功を掴んだときに、私たちは“自分の可能性”を突きつけられて、ざわつくのです。

 

② 嫉妬の発生タイミング=「本当は欲しいのに手に入らない」と勘違いしたとき

嫉妬という感情は、よく「自分が欲しいものに対して湧く怒り」と説明されることがあります。

この表現自体は決して間違いではありませんが、それだけでは捉えきれない“複雑な奥行き”があると感じています。

たとえば──あなたが、わがままで自由奔放な人に対して、なぜかモヤモヤした気持ちを抱いているとしましょう。

まさか私、あんな人に嫉妬してるの?
自分はあんなにわがままになりたいわけじゃない

と思うかもしれません。

でも、それでもどこかで心がざわついている場合、あなたが本当に欲しかったのは、「わがままを言っても愛される自信」や「安心して自己主張できる自由」なのかもしれません。

つまり、“表面的な行動”に嫉妬しているようでいて、実はその奥にある“満たされている状態”に嫉妬しているんです。

そして同時に、あなたの中にはこういう前提があることも多いです。

私はわがままを言ったら嫌われる

愛されるためには、我慢しないといけない

そんな信念が根深くあるからこそ、“自由にわがままを言いながら愛されている人”が目の前に現れたとき、その人に対して、どうしようもない嫉妬の感情が湧いてしまう。

でもこれって裏を返せば──あなたの中には、「私も本当はそう在りたかった」という願いがある、ということ。

つまり、嫉妬はただの怒りじゃなく、「私には無理」と誤解している“本音の願い”が揺さぶられているサインなんです。

ですので、嫉妬したときにすぐに行動する必要はありません。

ただ「あ、私、これ欲しかったんだな」と認めてあげるだけでも、心はずいぶん軽くなっていきます。

 

③ 嫉妬の奥にあるもの=“スネ”と封印された願い

嫉妬という感情には、どこか「怒り」や「悔しさ」のような成分が含まれています。

でもそれは、単に相手に向けているようで、実は──自分自身に向けている怒りや攻撃かもしれません。

たとえば、自分と同じような立ち位置にいたはずの友人が、ある日突然、思いもよらないチャンスや幸せを手に入れたとします。

そのときにふっと湧くのが、

どうせ私はあんなふうにはなれない

頑張ってきたのに、なんで私じゃないの?

私ばっかり、取り残されてる気がする

こんなふうに、相手への嫉妬に見せかけて、実際には“自分を責める気持ち”が強く動いていることが多いのです。

でもこれは、諦めてしまったわけではない証拠です。

  • 本当は手に入れたい。
  • 本当は、自分にもその可能性があると知っている。
  • だけど、傷つくのが怖くて、無理だと自分に言い聞かせている。

その葛藤が、自分を責める言葉になって現れるのです。

誰かに嫉妬したとき、その奥にあるのは、あなたの「本気で叶えたい未来」なのです。

 

女性が嫉妬しやすい7つのリアルな瞬間

相談の現場でよく聞くのが、次のような場面で心がざわついてしまうという声です。

自分でも気づかないうちに、胸の奥に黒いもやが立ちのぼってくるような瞬間。

そんなとき、私たちの中では「見ないようにしていた願い」がそっと動き出しているのかもしれません。

  • 昔の友達が理想の結婚をしていたとき
  • 仕事の後輩が自分より先に評価されたとき
  • 好きな人が他の誰かを選んだと知ったとき
  • SNSで同世代の人気インフルエンサーが活躍していた時
  • 友人が天職に出会って生き生きしていたとき
  • 子どもや家庭を持つ友人を見たとき
  • 自分が選ばれなかった瞬間を目にしたとき

これらはすべて、自分の中にも“今もなお息づいている願い”があるからこそ反応してしまう瞬間です。
嫉妬は「もう終わった夢」への未練ではありません。

むしろ、「これから叶えていくための案内役」としてやってくる未来からのサインなのです。

 

嫉妬を“未来の自分”へのヒントに変える4ステップ

では、ここからは嫉妬を“未来の自分”へのヒントに変える4つのステップをご紹介していきます。

ここまでのコラムでは、以下の3つの前提をお伝えしてきました。

  • 嫉妬は、「自分と似た属性を持つ相手」に対して発生しやすい。
  • 嫉妬は、「本当は自分も欲しいと思っているもの」にしか反応しない。
  • 嫉妬は、「欲しいけれど、手に入らない・関係ない」と思い込んでいるものにこそ発生する。

この3つの観点をふまえた上で、「自分が嫉妬しているもの」を、“未来の自分の一部”として迎え入れていくためのステップを見ていきましょう。

それは同時に、嫉妬という感情から、自分自身を解放していくプロセスでもあるのです。

 

Step1|嫉妬した場面を書き出す

どんなに些細な出来事でもかまいません。

SNSで誰かの投稿を見てモヤモヤした瞬間、恋愛の場面で感じたざらっとした劣等感、あるいは職場でふと胸の奥に灯った不安感──

まずは、そうした「嫉妬が生まれた具体的な場面」を思い出し、できればノートなどに書き出してみましょう。

そのとき大事なのは、「なかったことにしない」ことです。

感情に理由をつけようとせず

私はいま、誰かをうらやましいと感じているんだな

素直に祝福できない何かがあるんだな

という事実だけを受け止めてみてください。

その一歩が、嫉妬の無限ループから抜け出す第一歩になります。

 

Step2|“誰に”ではなく“何に”嫉妬したか言葉にする

嫉妬してしまうとき、私たちはつい「誰か」に焦点を当ててしまいます。

でも本当に見つめたいのは、「その人のどんな部分が自分の心を刺激したのか?」という“価値の焦点”です。

たとえば──

  • その人の容姿やスタイルの良さに反応したのか?
  • 誰かからの賞賛や評価にざわついたのか?
  • パートナーとの関係性、家族の温かさに惹かれたのか?
  • 発信力や表現力など、“存在の影響力”に打たれたのか?

この問いかけによって、「私はこれが欲しかったんだ」と自分の価値観の輪郭が浮かび上がってきます。

“人”ではなく“何”に嫉妬したのか──それを言葉にすることが、感情の出口を見つける第一歩になります。

 

Step3|その価値は「すでに自分の中にあるもの」として捉え直す

嫉妬の感情は、決して“他人だけが持っていて、自分にはない”ものへの絶望から生まれるのではありません。

むしろそれは──「手に入りかけたのに、自分から引き返してしまったもの」に反応している場合が多いのです。

私にも、ああなれるかもしれない

だけど、叶わなかったら怖いから、挑戦しないでおこう

そんな風に心のどこかで諦めていた願いが、他人の姿を通して再び立ち上がってくる。

それが“嫉妬”という形をとって、あなたの心に触れてくるのです。

だからこそ、その願いを「自分には関係ない」と切り離すのではなく、

  • 「私はそれを大切に思っていたんだな」
  • 「すでにその種は、自分の中にあるんだな」

と、丁寧に再認識してみてください。

すでにあなたの中にあった価値が、誰かを通して目を覚ましただけなのです。

 

Step4|その願いに向かって動ける「最初の一歩」を考える

そして最後は、嫉妬の裏側にあった願いに対して、行動という形で応えてあげるステップです。

といっても、大それた挑戦をする必要はありません。

  • 気になる人の本を読んでみる
  • 憧れの人が通っている場所に行ってみる
  • 自分にもできる表現を、少しだけ始めてみる
  • 昔好きだった服を、もう一度着てみる

そんな小さな一歩が、嫉妬という感情を“後悔”ではなく“希望”に変える鍵になります。

行動の中にこそ、「まだ終わっていない私の願い」が息を吹き返すきっかけが眠っているのです。

私はまだ、それを欲しいと思っていい

そう自分に許すことで、嫉妬は未来へのコンパスへと変わっていきます。

 

まとめ|嫉妬は「あなたへの可能性の提案」として生まれる

嫉妬は、できれば感じたくない感情ですよね。

でもその奥には、あなたがまだ諦めていない何か、本当は欲しいと願っていた未来が眠っているかもしれません。

誰かに嫉妬したとき、それは「自分の可能性を諦めないで」という、未来からの呼びかけなのです。

そのサインを否定するのではなく、意味を与えて、未来への道しるべに変えてみましょう。

この記事の内容があなたの“嫉妬”を“未来への希望”に変えるきっかけになれば嬉しいです。

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