幸せな結婚を夢見て、婚活を始めたはずなのに、どんどん幸せな感覚からは遠のいていく。
婚活がつらい。もうやめたい。
どうして努力が報われないの?
そこまで追い詰められている人も少なくはないのではないでしょうか。
この記事では、一般的に言われる婚活疲れの背景を整理するとともに、「婚活によって自己否定が強まっていく仕組み」についても解説していきます。
Contents
- 婚活をきっかけにした自己否定がメンタルダウンの真の理由
- 婚活が疲れる一般的な理由
- 1. 体力・スケジュール的に疲れる
- 2. 初対面の人と向き合い続けるだけで疲れる
- 3. 経済的にも負担が大きい
- 4. 報酬がないまま頑張る仕組みになっている
- 5. マッチングアプリで心が消耗しやすい
- 婚活でメンタルがやられる過程
- 1. 疲れがメンタルに侵食していく
- 2. 短期間にプチ失恋を繰り返す
- 3. 自分を見てもらえない感覚が募る
- 4. 自分自身に価値がないように感じ始める
- 5. 婚活を続けるのがつらくなってくる
- 婚活疲れが限界に近いサイン
- 1. 会う前から気が重い
- 2. 相手の欠点ばかり探してしまう
- 3. 断られるたびに自分を責めてしまう
- 4. 結婚したいのか分からなくなっている
- 5. 婚活のことを考えるだけで苦しくなる
- 婚活がつらい時にまず整えたいこと
- 1. 一度ペースを落として心を回復させる
- 2. 選ばれる婚活から選ぶ婚活に戻る
- 3. 条件よりも安心できる感覚を見直す
- 4. 努力の量ではなく方向を変える
- 5. 自分を否定するために婚活を続けない
- 心のエネルギーを回復させて自分の人生に戻ろう
婚活をきっかけにした自己否定がメンタルダウンの真の理由
婚活という言葉が広く社会に浸透し、結婚を考え始めた人が婚活をすることは、就職活動をするのと同じように、今ではかなり一般的なものになりました。
その一方で、近年では「婚活疲れ」や、さらに重症化した「婚活うつ」といった言葉も知られるようになっています。
婚活がうまくいかないことで、心の健康そのものを損ねてしまう人がいるということです。
就職活動と同じように、新しい生活へ移行するために何らかの行動やチャレンジをする時には、多少なりとも心身に負荷がかかります。
それでも、なぜ婚活は心の健康そのものを崩してしまうほど、私たちの心に大きなダメージを与えてしまうのでしょうか。
その一番大きな理由は、婚活をきっかけにして、自己否定がどんどん強まってしまうことにあります。
つまり、婚活疲れや婚活うつの根本的な原因は、婚活そのものだけにあるというよりも、婚活をトリガーにして
- 自己否定
- 自己攻撃
- 無力感
が強まってしまうことにあります。
その結果、心の健康が損なわれ、メンタルダウンにつながってしまう。
これこそが、婚活でメンタルがやられてしまう本当の理由なのです。
婚活が疲れる一般的な理由
ではここで、婚活が疲れると言われる一般的な理由についても整理していきましょう。
そもそも婚活は、自分の心が強いか弱いかに関係なく、心身ともに疲れやすい仕組みになっています。
1. 体力・スケジュール的に疲れる
まず、婚活は体力的にもスケジュール的にも疲れます。
今までの日常生活に加えて、結婚するための活動が新しく追加されるわけですから、時間にも体力にも負担がかかるのは自然なことです。
仕事をまったくしておらず、1日24時間をすべて婚活に使えるという人でもない限り、多くの人は仕事や日常生活の合間に婚活の予定を入れることになります。
普段から仕事や生活で体力を使い切っている人が、さらにそこに婚活をプラスしようとすれば、無理が出てくるのは当然です。
2. 初対面の人と向き合い続けるだけで疲れる
婚活では、初対面の人と会う機会が増えます。
そして、初対面の人というのは、言ってみれば「よくわからない人」です。
私たち人間は、よくわからないものに対して本能的に警戒心を持ちます。
つまり、初対面の人と向き合うだけでも、普段より多くのエネルギーを使うということです。
相手が悪い人であるかどうかに関係なく、まだよく知らない人と会話をし、相手の反応を見て、自分も失礼のないように振る舞う。
それを何度も繰り返す婚活では、疲れてしまうのも自然なことです。
3. 経済的にも負担が大きい
婚活は、経済的にも負担がかかりやすい活動です。
マッチングアプリであれば月数千円程度で済むこともありますが、本格的に結婚相談所に入会して婚活を進める場合には
- 入会金
- 月額費
- サポート費
- 成婚料など
まとまった費用が必要になることもあります。
また、婚活にかかるお金はサービス利用料だけではありません。
実際に人と会うとなれば、交通費、飲食代、服装や身だしなみにかかる費用なども発生します。
結婚相談所やお見合いのルールによっては、飲食代を男性側が負担することが推奨されている場合もありますが、女性側にも服装や美容、移動、交際費などの負担はあります。
婚活は、時間だけではなく、お金の面でもじわじわと負担が増えやすいのです。
4. 報酬がないまま頑張る仕組みになっている
婚活が疲れる大きな理由のひとつに、報酬がないまま頑張り続ける仕組みになっていることがあります。
婚活を始めてすぐに結婚相手と出会えたなら、それはもちろん大きな喜びになります。
ですが、なかなか結果が出ないまま活動を続けていると、エネルギーだけが出ていくような感覚になりやすいのです。
人は本来、何かを頑張った時に、少しでも報酬や手応えがあると続けやすくなります。
婚活でも
- マッチングが成立した
- お見合いが決まった
- 仮交際に進んだ
といった小さな進展はあります。
ただ、それでも婚活の場合、最終的な報酬が「結婚」という大きすぎるゴールに見えやすいため、途中の小さな前進を報酬として感じにくいことがあります。
頑張っているのに報われない。
動いているのに結果が出ない。
そう感じる期間が長くなるほど、婚活はどんどん疲れるものになっていきます。
5. マッチングアプリで心が消耗しやすい
最近では、マッチングアプリを使って婚活をする人も増えています。
マッチングアプリは出会いの数を増やしやすい一方で、出会う相手の温度感や目的にはかなり差があります。
こちらは真剣に結婚相手を探しているつもりでも、相手は軽い出会いを求めているだけだったり、遊び目的だったり、誠実とは言いにくい態度を取ってきたりすることもあります。
マッチングした相手とのやりとりで嫌な思いをした、失礼なことを言われた、突然連絡が途絶えた、という経験をする人も少なくありません。
出会いの数が多いぶん、傷つく機会も増えやすい。
これも、マッチングアプリで婚活をする人の心が消耗しやすい理由のひとつです。
婚活でメンタルがやられる過程
ここからは、婚活で本格的にメンタルがやられていく過程について見ていきましょう。
ここまで見てきたように、婚活には一般的に考えても、メンタルがやられやすい要素がたくさんあります。
ただ、婚活疲れが「ちょっと疲れた」程度で終わらず、婚活うつのように心の健康そのものを崩してしまうような深刻な状態になっていく時には、もう少し深い心の過程があります。
1. 疲れがメンタルに侵食していく
婚活は、体力的にも、経済的にも、心のエネルギー的にもそもそも疲れるというのは、ここまで一般的な理由として触れてきた通りです。
そしてその疲れが、回復されないまま継続し、少しずつ積み上がっていくと、メンタルの調子そのものを崩していきます。
体力の疲れであれば、睡眠を取ったり、十分に休息を取ったりすることで回復できることも多いでしょう。
経済的な負担も、毎月の定期収入があれば、なんとか調整できることもあります。
ですが、心の負担は目に見えません。
だからこそ、意識的にきちんと回復させようとしないと、気づかないうちにどんどん溜まっていきます。
2. 短期間にプチ失恋を繰り返す
婚活は、そもそも短期間で出会いを繰り返すシステムになっています。
もちろん婚活といっても、友達の紹介でゆっくり関係を築いていくようなものもあれば、結婚相談所で活動し、1日に複数のお見合いを組むようなハードなものまで、形はいろいろあります。
ただ、どの婚活にも共通しているのは、結婚という目的に向かって、ある程度のスピード感を持って出会いと判断を繰り返すことです。
普通の恋愛であれば、ゆっくり知り合い、少しずつ距離が縮まり、自然に関係が進んでいくこともあります。
ですが婚活では、最初から「結婚相手としてどうか」という前提で相手を見ることになります。
そのため、出会って間もない段階で、合うか合わないか、次に進むか進まないかを判断する場面が多くなります。
- お見合いをしたけれど仮交際に進めない
- マッチングしたけれど連絡が続かない
- 何度か会ったけれど、相手からお断りされる
自分から断ることも当然ありますが、相手から断られる経験が続けば、大失恋とまではいかなくても、心には小さな傷が入ります。
一度会って話した相手からNGを出される。
その経験が何度も積み重なっていけば、「またダメだった」「私の何がいけなかったんだろう」と感じてしまうのも自然なことです。
婚活は、短期間のうちに小さな失恋を何度も経験しやすい仕組みになっています。
このプチ失恋の積み重ねが、少しずつ心を削っていくのです。
3. 自分を見てもらえない感覚が募る
短期間にプチ失恋を繰り返していくと、心のダメージは少しずつ溜まっていきます。
そして、その心のダメージが溜まった状態で、また新たな出会いの場に行く。
そこでまたうまくいかなかった時、徐々に「自分自身を見てもらえていない」という感覚が募っていきます。
婚活は、そもそも結婚を目的とした活動です。
そのため、自分も相手を見る時に
- この人は夫としてどうか
- この人と結婚したら経済的に問題はないか
- 義両親との関係で大きなトラブルは起きなさそうか
など、結婚相手としてふさわしいかどうかを見ていきます。
こちらも相手をそういう目線で見ている以上、相手もこちらのことを「この人は結婚相手として大丈夫か」という目線で見てくるのは、ある意味では自然なことです。
けれど、それが続いていくと、だんだん苦しくなってくることがあります。
- 私はスペックでしか見られていないのではないか
- 私自身を見てもらえていないのではないか
- 条件として合うかどうかだけで判断されているのではないか
そんな感覚が募っていくのです。
とはいえ、初対面の相手に対して「私のスペックではなく、私自身を見てほしい」と求めるのも、どこか違う気がする。
そもそも自分も、相手のことをまず条件やスペックから見ている。
その矛盾や葛藤が積み重なっていくと、「私自身は必要とされていないのではないか」という虚しさや孤独感、寂しさが深まっていきます。
婚活のつらさは、単に相手に選ばれないことだけではありません。
自分がひとりの人間として見られている感覚を失っていくこと。
そこにも、大きな苦しさがあるのです。
4. 自分自身に価値がないように感じ始める
それでも、婚活の報酬である結婚が決まったり、結婚につながりそうな出会いが見えてきたりすれば、まだ心は持ち直しやすいかもしれません。
けれど、報酬が見えないまま婚活を続けることになると、今度はどんどん自分自身に価値がないように感じ始めていきます。
たとえば
- 正社員である
- 年収が安定している
- 年齢的にも婚活市場では有利と言われる
- 見た目や条件も、一般的には悪くないと言われる
そういった、いわゆる「結婚市場で良いとされるスペック」を持っていたとしても、それで心が満たされるとは限りません。
むしろ、お見合いやマッチングがそれなりにうまくいったとしても、心の奥でこんな感覚が生まれることがあります。
「価値があるのは、私のスペックだけなんでしょ」
「私自身に価値があるわけではないんでしょ」
「条件がいいから見られているだけで、私という人間を好きになってもらえているわけではないんでしょ」
そんなふうに、少し皮肉れたような、拗ねたような感覚が出てくる人もいます。
本当はそこで、「違うよ、価値があるのはあなたのスペックではなく、あなた自身だよ」と言ってもらえたら、心は少し救われるのかもしれません。
けれど、婚活の場で出会ったばかりの相手から、その言葉をもらうのはなかなか難しいことです。
相手もこちらをまだよく知らない。
こちらも相手をまだよく知らない。
その状態で、深い存在価値を肯定してもらうことを期待するのは、現実的にはかなり難しいのです。
だからこそ、自分が一番欲しい言葉を、誰からももらえないまま婚活が進んでいくことがあります。
「あなたのスペックではなく、あなた自身に価値がある」
その言葉を誰からももらえない。
そして、自分で自分にも言ってあげられない。
そのまま活動を続けていくと、心はどんどん深い闇に落ちていきます。
婚活でメンタルがやられるのは、条件で判断されることそのものだけが理由ではありません。
条件で判断される経験を通して、「私自身には価値がないのではないか」という自己否定が強まってしまうこと。
それが、婚活で心が深く傷ついていく大きな理由なのです。
5. 婚活を続けるのがつらくなってくる
ここまでご紹介したように、婚活の疲れがメンタルに侵食し、短期間にプチ失恋を繰り返し、自分を見てもらえない感覚が募り、自分自身の価値を疑い始める。
そうすると、婚活を続けるのがつらくなってくるのは当然だと言えるでしょう。
ここまでくると、婚活はもはや、自分の幸せな未来を手に入れるための明るいチャレンジではなくなっていきます。
続ければ続けるほど、自分の価値を否定し続ける行為のように感じられてしまうのです。
本当は幸せになりたくて始めたはずなのに、気づけば婚活をするたびに
- 自分は選ばれない
- 自分は見てもらえない
- 自分には価値がないのかもしれない
と感じてしまう。
その状態で婚活を続けるのは、かなり苦しいことです。
婚活をやめたいと思うのは、結婚を諦めたいからとは限りません。
これ以上、自分を傷つける場所に行き続けるのがつらくなっているだけなのかもしれません。
婚活疲れが限界に近いサイン
ここまで、婚活でメンタルがやられていく過程についてご紹介してきました。
では、実際に婚活疲れが限界に近づいている時には、どのようなサインが出てくるのでしょうか。
ここでは、婚活を少し休んだ方がいいかもしれないサインについて整理していきます。
1. 会う前から気が重い
まず、婚活疲れが限界に近づいている時には、相手に会う前から気が重くなります。
本来であれば、新しい出会いは多少の緊張がありつつも、少し楽しみな気持ちもあるものです。
ですが、婚活疲れが溜まってくると、予定が入った瞬間に
「また会わなきゃいけないのか」
「何を話せばいいんだろう」
「どうせまたうまくいかないかもしれない」
と感じるようになります。
- 会う前から心が重い
- 準備をするのも面倒に感じる
- 相手のプロフィールを見るだけで疲れる
このような状態になっているなら、婚活そのものにかなりエネルギーを奪われているサインだと言えるでしょう。
2. 相手の欠点ばかり探してしまう
婚活疲れが進んでくると、相手の良いところよりも、欠点ばかりが目につくようになることがあります。
もちろん、結婚相手を選ぶうえで、相手を冷静に見ることは大切です。
違和感を無視してまで、無理に相手を好きになろうとする必要はありません。
ただ、誰と会っても「ここが嫌」「ここが無理」「この人も違う」と感じてしまう時は、相手そのものの問題だけではなく、自分の心がかなり疲れている可能性があります。
心に余裕がある時は、相手の良いところも悪いところもある程度バランスよく見られます。
でも疲れきっている時は、無意識にこれ以上傷つかないように、相手を遠ざける材料を探してしまうことがあります。
3. 断られるたびに自分を責めてしまう
婚活では、自分が断ることもあれば、相手から断られることもあります。
本来であれば、それは単に相性が合わなかった、タイミングが合わなかった、条件が合わなかったというだけのことかもしれません。
でも婚活疲れが限界に近づいている時は、相手から断られるたびに、自分の価値そのものを否定されたように感じてしまいます。
「私の何がダメだったんだろう」
「やっぱり私には魅力がないんだ」
「誰にも選ばれないのかもしれない」
そんなふうに、ひとつのお断りをきっかけに、自分を責める方向へ深く落ちてしまうのです。
断られること自体よりも、そのたびに自分を攻撃してしまうことの方が、心には大きな負担になります。
4. 結婚したいのか分からなくなっている
婚活疲れが深くなってくると、「そもそも私は本当に結婚したいのだろうか」と分からなくなることがあります。
最初は、幸せな結婚がしたいと思って婚活を始めたはずです。
でも、婚活を続ける中で傷つくことや疲れることが増えていくと、だんだん結婚したい気持ちよりも、婚活から逃げたい気持ちの方が強くなっていきます。
その結果、「結婚したいのか分からない」「でも婚活をやめるのも怖い」「このまま一人だったらどうしよう」と、気持ちがぐちゃぐちゃになってしまうのです。
これは、結婚願望がなくなったというより、婚活によって心のエネルギーが削られすぎて、自分の本音が見えにくくなっている状態かもしれません。
5. 婚活のことを考えるだけで苦しくなる
婚活疲れがかなり限界に近い時は、実際に誰かと会う時だけではなく、婚活のことを考えるだけで苦しくなります。
- アプリを開くのがつらい
- 相談所からの連絡を見るのが怖い
- 次のお見合いやデートの予定を考えるだけで気分が沈む
- 友人の結婚報告やSNSの幸せそうな投稿を見るだけで、自分が責められているように感じる
ここまでくると、婚活はもう前向きな活動ではなく、自分の心を追い詰めるものになってしまっています。
婚活のことを考えるだけで苦しくなるなら、それは根性が足りないからではありません。
心が「これ以上傷つき続けるのはつらい」と教えてくれているサインです。
婚活がつらい時にまず整えたいこと
ここまで、婚活でメンタルがやられてしまう理由や、婚活疲れが限界に近いサインについてご紹介してきました。
では、婚活がつらい時には、何から整えていけばいいのでしょうか。
まずは、婚活によって削られてしまった心のエネルギーを回復させることです。
1. 一度ペースを落として心を回復させる
婚活がつらい時には、まず一度ペースを落として心を回復させることが大切です。
婚活を休むというと、「このまま遅れてしまうのではないか」「休んでいる間にチャンスを逃すのではないか」と不安になる人もいるでしょう。
ですが、心が削られた状態で無理に婚活を続けても、出会いを楽しむ余裕はなかなか戻ってきません。
相手の言葉に過敏になったり、少しの違和感で大きく落ち込んだり、断られるたびに自分を深く責めてしまったりすることもあります。
その状態で婚活を続けると、出会いの数は増えても、心の傷も同時に増えてしまいやすいのです。
2. 選ばれる婚活から選ぶ婚活に戻る
婚活がつらくなる大きな理由のひとつは、いつの間にか「選ばれる側」の意識が強くなりすぎることです。
- 相手にどう思われたか
- 断られないか
- 次につながるか
- 私は選ばれるのか
そんなふうに相手の反応ばかりを見ていると、婚活は自分の価値を判定される場のように感じられてしまいます。
もちろん、婚活では相手から選ばれることも大切です。
でも本来、結婚は一方的に選ばれるものではありません。
自分も相手を見ていい。
自分も違和感を感じていい。
自分も「この人と一緒にいると安心できるか」を確かめていいのです。
婚活がつらい時ほど、「私は選ばれるか」ではなく、「私はこの人と一緒にいたいのか」という視点に戻ってみてください。
それだけでも、婚活で削られていた自分の感覚を少しずつ取り戻しやすくなります。
3. 条件よりも安心できる感覚を見直す
婚活では、条件を見ることも大切です。
年齢、職業、年収、家族構成、住む場所、結婚後の生活イメージなど、現実的に確認しておいた方がいいことはたくさんあります。
ただ、条件ばかりを見ていると、自分が本当に安心できる感覚を置き去りにしてしまうことがあります。
- 条件は悪くない
- 周りから見ても良い人だと思う
- でも、一緒にいるとどこか疲れる
- 気を遣いすぎてしまう
- 本音を出せない
そのような状態であれば、条件が良くても、心は安心していないのかもしれません。
婚活がつらい時ほど、条件だけではなく、自分の心が安心しているかどうかを見直してみてください。
4. 努力の量ではなく方向を変える
婚活で報われない感覚が強くなると、「もっと頑張らなきゃ」と思う人は少なくありません。
- もっと会う人数を増やす
- もっと自分磨きをする
- もっと相手に好かれる振る舞いを勉強する
- もっと条件を広げる
仲人さんなどからのアドバイスで、活動量を増やす人もいるでしょう。
もちろん、行動量を増やすことで状況が動くこともありますが、すでに心が疲れ切っている時に、さらに努力の量だけを増やしてしまうと、メンタルはますます削られてしまいます。
大切なのは、努力の量を増やすことだけではなく、その努力をしている時の自分の心が健康的かどうか?を確認しながら進めることです。
5. 自分を否定するために婚活を続けない
婚活がつらい時に一番大切なのは、自分を否定するために婚活を続けないことです。
本来、婚活は幸せな未来に向かうための活動です。
でも、婚活をするたびに「私は選ばれない」「私は見てもらえない」「私には価値がない」と感じてしまうなら、その婚活はいつの間にか、自分を傷つける行為になってしまっています。
誰かに選ばれなかったことは、あなたに価値がない証明ではありません。
婚活の場の仕組みが、あなたの心を傷つけやすくしていただけかもしれない。
婚活がつらい時には、まず自分の価値を婚活の結果から切り離してあげてください。
婚活は、自分を否定するために続けるものではありません。
自分の人生を幸せにするために、必要な時に、必要なペースで向き合っていけばいいのです。
心のエネルギーを回復させて自分の人生に戻ろう
ここまで、婚活という仕組みがそもそも疲れやすいものであること、そして婚活をきっかけに自己否定や自己攻撃が強まってしまうと、婚活疲れだけでなく、婚活うつのような状態にまで心が消耗してしまうことについてご紹介してきました。
婚活に疲れ切っている状態というのは、そもそも心のエネルギーが大きく落ちている状態だと言えます。
そして心のエネルギーが落ちている時、人は自分にとってベストな判断をしにくくなります。
すると、婚活によって自分の心のエネルギーが落ちているにもかかわらず、その婚活をやめることができなくなることがあります。
婚活が苦しくても、婚活をやめてしまったら、結婚という自分が幸せになれる唯一の道が断たれてしまうような気がする。
そんなふうに、どんどん視野が狭くなってしまうのです。
けれど、結婚を諦めることと、婚活を一度休むことは同じではありません。
周りの力も借りながら、一度「結婚しなければ」という焦りを少し横に置いて、心のエネルギーを回復させることに注力してみてください。
心のエネルギーが回復してくると、婚活を再開した時にも、相手の反応や周りからの評価で自分を攻撃しにくくなります。
「選ばれなかったから私はダメなんだ」ではなく、「今回は合わなかっただけかもしれない」と受け止める余白も戻ってきます。
その余白が戻ってくるほど、自分に合う人を冷静に見極める力も戻ってきます。
だからこそ、婚活に疲れ切っている時は、まず心のエネルギーを回復させて、自分の人生に戻ること。
その土台が戻ってきた時、婚活もまた、自分を傷つけるものではなく、幸せな未来へ向かう選択肢のひとつとして見つめ直せるようになるはずです。