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HOME > COLUMNTOP > 自己理解・自己対話 > 自分の性格がわからない──診断も占いもピンとこないあなたへ
2025.06.21

自分の性格がわからない──診断も占いもピンとこないあなたへ

私って、どんな性格なんだろう?

ふとした瞬間にそんな問いが浮かんできて、性格診断をしてみたり、ホロスコープを見てみたりしたけれど、いまいちピンとこない。

逆に、いくつも当てはまる気がして、「結局、私はどんな人なの?」とますますわからなくなってしまう。

思えば、就活やバイトの面接、お見合いの場などで

あなたはどんな性格ですか?

と問われて、

明るい性格です

おだやかなタイプです

なんて、当たり障りのない言葉で答えたことがあるかもしれません。

でも、人の性格って本当に、一言で言い表せるものなのでしょうか?

明るく見える人が、本当に“明るい人”とは限らない。

そんな曖昧さや矛盾を抱えながら、私たちは「自分の性格」を知りたくなるのです。

この記事では、「性格がわからない」と感じるときに、私たちの内側で起きていることを丁寧にひも解いていきます。

そして、「性格とはそもそも何なのか?」という原点に立ち返りながら、本当の意味で“私らしさ”を取り戻すためのヒントをお届けします。

Contents

  • 性格って、そもそも何?──“カジュアルに使ってる言葉”の正体
    • 自分の性格がわからないとき、人は分類されたがる
  • なぜ、「自分の性格がわからない」と感じるのか?
    • ① 感情より「正しさ」で自分を動かしてきた
    • ② 他人からどう見られるかに最適化されてきた
    • ③ 「理想の自分」に追いつこうとして、今の自分が空洞化している
    • ④ 多面性がある人ほど、「どれが本当の自分?」と混乱しやすい
  • 「私は〇〇タイプだから…」という罠──性格診断との向き合い方
  • “ほんとうの性格”ってどうやって見えてくるの?
    • ① 子どもの頃の“私”に、ヒントがあるかもしれない
    • ② 感情の反応や苦手ポイントから、“傾向”を見つける
    • ③ ジョハリの窓で考える「まだ見えていない私」
  • まとめ|性格とは、“いまここにいる私”と対話して育てていくもの

性格って、そもそも何?──“カジュアルに使ってる言葉”の正体

「性格」という言葉は、日常的にとてもよく使われています。

でも、その正体って案外あいまいだったりしませんか?

心理学では、性格は「感じ方・考え方・行動の傾向」とされます。

けれど、「傾向」というものを、ひとことで明快に言い表すのは難しいものです。

たとえば、「優しいけど冷たい」「ドライだけど情に厚い」といったように、一見矛盾するような性質が同居しているのが人間の自然なあり方。

にもかかわらず、私たちはどこかで「私はこういう性格」と、一言で表したくなってしまう。

あるいは、誰かからそう表してもらえることで、安心したくなる。

多くの人が“性格を知りたい”と思ったとき、診断や分類に目を向けるのは、とても自然なことなのかもしれません。

日本では、MBTI(INFPなど)やコーチングの4タイプ(プロモーター、アナライザーなど)、ストレングスファインダーの「最上志向」など、自分の傾向を可視化するツールが人気です。

また、ホロスコープや動物占いのように、生年月日から導かれる“変わらない気質”を使って、「私ってこういう人なんだ」と納得しようとする人も多くいます。

 

自分の性格がわからないとき、人は分類されたがる

こうした分類ツールは、気づきのきっかけや、会話の入口としてはとても有効です。

けれど一方で、「私はENFPだからこう」「私は○○タイプだから仕方ない」と、診断結果をそのまま“自分そのもの”として採用してしまうケースもあります。

けれど、そういったラベリングは、安心をくれる代わりに、自分自身の感覚や実感と向き合う力を弱めてしまうこともあるのです。

本当は、もっと曖昧で、もっと揺らいでいて、もっと「そのときどきの私」でいていいはずなのに。

私はこういう性格です

と言い切ることで、本来の多面性や違和感が置き去りになってしまうことがあるのです。

性格とは、本来“動いていくもの”。

“私”という生きものを固定化しようとするほど、逆に「よくわからない」という感覚が濃くなっていくのかもしれません。

 

なぜ、「自分の性格がわからない」と感じるのか?

私って、どういう人間なんだろう?

そう感じるとき、私たちの内側ではさまざまな“ズレ”や“空白”が生まれています。

ここでは、「自分の性格がわからなくなる理由」として、代表的な4つの視点を見つめてみましょう。

 

① 感情より「正しさ」で自分を動かしてきた

「こうするべき」「こうあるべき」──
そんな“正解”に沿って生きてきた人ほど、自分が本当はどう感じていたのかが、わからなくなってしまうことがあります。

性格とは、頭で考えるよりも、感情の反応や行動パターンから自然と見えてくるもの。

だからこそ、感じることを後回しにしてきた人ほど、自分の性格がつかめなくなってしまうのです。

 

② 他人からどう見られるかに最適化されてきた

「いい人に思われたい」「嫌われたくない」「ちゃんとしてると思われたい」──
そんなふうに、他人からの評価を基準に“外向きの性格”をつくってきた人は少なくありません。

でもそれって、自分のための性格ではなく、“人に合わせた性格”。

だから、ふとひとりになったときに、「本当の私は、どこにいるんだろう?」という感覚に襲われるのです。

 

③ 「理想の自分」に追いつこうとして、今の自分が空洞化している

「もっと明るくなりたい」「ポジティブでいなきゃ」──
そんな“理想像”を追い続けるうちに、今の自分を感じることを忘れてしまうことがあります。

その結果、理想に近づいてもどこか満たされず、「私は本当はどんな人なの?」という“空洞感”が残るのです。

それは、今ここにいる“私”を置き去りにしたまま、未来の仮想人格だけを追いかけているからかもしれません。

 

④ 多面性がある人ほど、「どれが本当の自分?」と混乱しやすい

自分の中に矛盾するような性質をたくさん持っている人──
たとえば「すごく優しい時もあれば、驚くほど冷たくなれる」とか、「まめな時と雑な時の差が激しい」など、極端な面をあわせ持つ人ほど、「自分って結局どういう人間?」と悩みやすい傾向があります。

逆に、性格傾向が平均値に近い人は、自己定義がしやすく、「私はこういう人」と納得しやすい。

だからこそ、“性格の振れ幅が大きい人”ほど、アイデンティティに迷いやすいという落とし穴があるのです。

 

「私は〇〇タイプだから…」という罠──性格診断との向き合い方

MBTI、コーチングの4タイプ、ホロスコープ、ストレングスファインダー──

今の時代は、自分の傾向や資質を“言葉にしてくれる便利ツール”がたくさんありますが、ときどき見かけるのが、「私は○○タイプだから」と、診断の枠に“自分を当てはめにいく”ような姿勢。

あるいは、「私はこれって言われたから」と、その型の中に自分を押し込めて安心しようとする態度。

たしかに、他者からの定義やフレームに頼ることで、一時的な安堵感や理解された気持ちを得られることもあります。

でも、その“安心感”に頼りすぎると、本当はそこからはみ出しているあなたの魅力や個性に、気づけなくなってしまうこともあるのです。

実際、「ホロスコープ見ても全然当たらなかった」とか、「診断された性格と自分がしっくりこない」と言う人もいます。

けれどそれは、あなたが“分類されないタイプ”だからではなく、もっと多面的で、言葉や型には収まりきらない存在だということかもしれません。

性格診断は、あくまで“ヒント”や“きっかけ”にすぎません。

その枠にぴったり収まるかどうかよりも、自分の感覚とずれていないか?という問いかけのほうが大切です。

分類を楽しみながらも、自分のほんとうの姿は、自分の内側で感じて、少しずつ名付けていくもの。

そのプロセスを省略してしまわないように、どうか気をつけてあげてくださいね。

 

“ほんとうの性格”ってどうやって見えてくるの?

診断も占いもピンとこない。
じゃあ、「本当の私の性格」って、どうやったら見えてくるんだろう?

誰かに言ってもらうのでもなく、何かに当てはめるのでもなく、“自分の内側から、じわじわと浮かび上がってくる輪郭”を見つけるには?

ここでは、そのための3つの視点をご紹介します。

 

① 子どもの頃の“私”に、ヒントがあるかもしれない

子どものころの自分って、一番ナチュラルだったと思いませんか?

まだ世の中の“こうあるべき”に染まりきっていなくて、いいとか悪いとか関係なく、ただ「好き」「嫌い」「安心する」「怖い」が表に出ていた時代。

あの頃の自分は、“素の性格”がいちばん出やすかった時期とも言えます。

  • 「どんな遊びが好きだった?「何に怒って、何に泣いた?」
  • 「どんな時に黙っちゃって、どんな時にやたら元気だった?」

そんなふうに、思い出の中の“小さな自分”に会いに行ってみることで、

“私らしさ”の原型がふっと見えてくることがあります。

 

② 感情の反応や苦手ポイントから、“傾向”を見つける

  • 「どんなときにイライラする?」
  • 「どういう場面で安心できる?」
  • 「なぜかうまく話せない人って、どんなタイプ?」
  • 「なんであの一言にあんなに引っかかったんだろう?」

──そんなふうに、感情が大きく動いたとき、実は“私の性格”が出てる瞬間かもしれません。

表面的な性格ラベルじゃなくて、心の傾向や感覚のクセは、こうした日常の反応の中に現れます。

特に、他人との距離感や苦手ポイントって、自分の価値観や境界線のパターンがよく出る場所。

診断結果よりも、「自分がどんなときにどう反応したか」を見つめてみることのほうが、ずっとリアルで、生きた手がかりになることがあります。

 

③ ジョハリの窓で考える「まだ見えていない私」

心理学には、「ジョハリの窓」という有名な概念があります。

自己理解を4つの領域に分けてとらえるものです。

・自分も他人も知っている自分(開かれた窓)
・自分は知らないけど他人が知っている自分(盲点の窓)
・自分は知っているけど他人が知らない自分(隠された窓)
・自分も他人も知らない“未知の自分”(未知の窓)

性格とは、このうちの「開かれた窓」や「隠された窓」だけではなく、盲点の窓や、未知の窓の中にもたくさん隠れているんです。

なんでこの場面で私、こうなったんだろう?

と立ち止まってみたり、誰かからの意外なフィードバックを受け取ったり──

そんなふうにして、少しずつ“見えていなかった自分”に光をあてていくこともまた、性格という“輪郭”を育てていく、大切なプロセスかもしれません。

 

まとめ|性格とは、“いまここにいる私”と対話して育てていくもの

性格とは、「生まれ持った型」でも、「診断で与えられたラベル」でもありません。

それは、日々の経験や感情、選択の積み重ねのなかで、今この瞬間に生きている“私の在り方”なのです。

人は変わっていきます。

人生経験や出会い、失敗や学びによって、感じ方や行動の傾向もゆっくりと変わっていく。

だからこそ、性格とは固定されたものではなく、更新され続ける「私らしさ」だといえるでしょう。

MBTIやホロスコープのようなツールは、うまく使えば気づきや問いを与えてくれます。

しかし、それに自分を“当てにいく”ようになってしまったら、本末転倒です。

大切なのは、「私はこう感じる」「私はこれが心地いい」といった、自分の主観に対する信頼です。

誰かに言われた「こういう人」ではなく、“私が自分に向かってそう感じられる言葉”こそが、本当の意味での「性格」なのではないでしょうか。

そして忘れないでほしいのは、あなたに多面性があるように、他の人にも同じようにいろんな顔があるということ。

「彼はこういう性格だから」「相性が悪いから」と一言で片づけてしまうのは、もしかしたら、その人のまだ見えていない魅力や、関係の可能性を閉じてしまうことにもなるかもしれません。

性格は、決めつけるものではなく、ともにゆっくり見えてくるもの。

そんな視点で、人とも、自分とも、やわらかく向き合っていけたら素敵ですね。

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