彼氏にイライラすることが増えると
「もう好きではないのかもしれない」 「相性が悪いのかもしれない」
と交際を考えてしまうことがありますよね。
ただ、彼氏へのイライラは、必ずしも相性が悪いわけでもなく、愛情がなくなったサインとも限りません。
関係が近くなったからこそ、今まで見えていなかった期待や不安、未消化の感情が表に出てくることがあります。
この記事では、彼氏にイライラする心理と、恋愛中の怒りを整えるための3ステップについて解説します。
Contents
- 彼へのイライラは関係が進んだ証拠
- 彼氏にイライラすることが増えた理由
- 1. 距離が近くなった
- 2. 未消化の感情が反応している
- 3. 親子関係の記憶が重なっている
- 彼氏にイライラが止まらないときの深層心理
- 1. 私を満たしてほしい
- 2. 私を安心させてほしい
- 3. 私の期待に応えてほしい
- 4. 私の不安を消してほしい
- 5. 私の寂しさに気づいてほしい
- 彼氏にイライラするときの対処法
- 1. 彼の何に反応しているのかを書き出す
- 2. 「本当はどうしてほしかったのか」を言葉にする
- 3. 彼を責める前に自分の禁止ルールを見る
- 4. 落ち着いてから具体的に伝える
- 5. それでも苦しいときは距離を置いて整理する
- 彼氏へのイライラは自分を知る入口にもなる
彼へのイライラは関係が進んだ証拠
まず彼氏に対してイライラが止まらなくなることに対して、ネガティブな印象を持つ人が多いですが、実は恋愛におけるイライラは、関係が近くなったからこそ出てくることが多いです。
付き合い始めの頃は、相手に嫌われたくない気持ちもあり、自分の本音や不満を無意識に抑えていることもあります。
けれど関係が続いていくと、少しずつ相手への期待が増えていきます。
- もっとわかってほしい
- もっと大事にしてほしい
- もっと気づいてほしい
- もっと安心させてほしい
このような彼氏へのイライラは、相手が特別な存在になったからこそ起こる側面も大きいです。
大切なのは、イライラをすぐに「別れるべきサイン」と決めつけることではなく、その怒りの奥に、何があるのかを見ることです。
彼氏にイライラすることが増えた理由
では、彼氏にイライラすることが増えたとき、私たちの心では何が起こっているのでしょうか?
代表的な3つの理由を整理します。
1. 距離が近くなった
まず、彼氏にイライラすることが増える理由の一つは、関係の距離が近くなったことです。
距離が近くなると、必然的に相手に求めるものも増えていきます。
付き合う前や付き合い始めは、「連絡をくれるだけで嬉しい」「会えるだけで嬉しい」と感じていたとしても、関係が続くとそれだけでは足りなくなることがあります。
- もっと丁寧に扱ってほしい
- もっと自分の気持ちを考えてほしい
- もっと優先してほしい
このような期待が出てくると、相手がその期待に応えてくれないときに、イライラとして表れます。
街中でたまたま出会った、ビルの清掃の男性に対して
「どうして私の気持ちをわかってくれないの?!」
とは誰も思いません。
ほぼ見知らぬ人に対しては、人はほぼ期待をしないのです。
ですが、心の距離が近くなって「私のことをわかってくれているはず」と感じた相手に対しては、誰しも期待が一気に増えていきます。
そのため「期待が満たされない=イライラ」に繋がるということです。
2. 未消化の感情が反応している
彼氏の言動に強くイライラするとき、実は「今現在の彼氏」への怒りにプラスして、過去に感じた怒り、悲しみ、寂しさ、悔しさが、今の彼氏の言動をきっかけに引き出されて増幅していることがあります。
たとえば、彼氏が返信をくれなくて寂しい思いをしたとしましょう。
そのとき、単に「彼氏の返信が遅い」という事実に対してイライラしているように見えて、実は過去に体験した
- 寂しさをケアしてもらえなかった記憶
- 自分が求めても応えてもらえなかった記憶
こういったものが無意識のうちに引き出されて、それらへのイライラで余計に怒りが増幅していることも少なくないのです。
つまり「今の彼氏の言動」がトリガーとなって、自分の中に残っていた感情が呼び起こされている状態です。
3. 親子関係の記憶が重なっている
心理学では、恋愛やパートナーシップには、幼少期の親子関係の記憶が影響すると考えられています。
パートナーシップは本来、大人同士が対等に結ぶ関係ですが、無意識のうちに、親に対して抱いていた寂しさや怒り、わかってほしかった気持ちを、彼氏との関係に重ねてしまうのです。
たとえば、過去に
「私の話を聞いてもらえなかった」
「わかってもらえなかった」
という記憶が強く残っている場合、彼氏が自分の話をきちんと聞いていないように感じたとき、単なる不満以上に強いイライラが出てくることがあります。
目の前の彼氏に反応しているようでいて、実際には過去の親子関係で感じた感情も同時に刺激されている。
これが、彼氏に対するイライラが必要以上に強くなる理由のひとつです。
彼氏にイライラが止まらないときの深層心理
彼氏にイライラが止まらないとき、その奥にはどのような深層心理があるのでしょうか。
表面に出てくる感情は、怒りやイライラです。
けれど実際には、その下に「もっと〇〇してほしい」という欲求やニーズ、願いが隠れていることがあります。
ここでは、彼氏に対してイライラや怒りを感じるとき、その奥にある代表的な5つのニーズ・欲求を紹介します。
心当たりがあるものがあれば、怒りの正体を知るヒントになるかもしれません。
1. 私を満たしてほしい
彼氏へのイライラの裏に隠れている、最も多いものとして「私を満たしてほしい」という自分側の要求、ニーズがあります。
ここでいう「満たしてほしい」は、具体的に何かをしてほしいというより、自分の中にある欠けた感覚や心の空白を、彼氏に何らかの形で満たしてほしいという願いです。
たとえば、「愛されている」と存分に感じさせてほしい。
不安が大きくて落ち着かないから、その不安を消してほしい。
このように、何を満たしてほしいのかは人によって違いますし、本人も、その中身をはっきり自覚できていないのが通常です。
ただ、とにかく「私を満たしてほしい」という欲求が強くなると、彼氏の言動全てが足りなく思えてイライラしてしまうのです。
2. 私を安心させてほしい
彼氏へのイライラの裏には、「私を安心させてほしい」というニーズが隠れていることもあります。
前の段落で、恋愛には親子関係の記憶を無意識に持ち込みやすいとお伝えしましたが、子どもにとって親は、自分の安心や安全を守ってくれる存在です。
その感覚が恋愛に重なると、無意識のうちに「彼氏は私を安心させてくれる存在であるべき」という前提が生まれやすいのです。
本人はそのことに気づいていなくても、心の奥では、彼氏に安心や安全を確保してほしいと求めている。
だからこそ、彼氏の態度や言葉が自分を安心させるものではなかったとき、強いイライラが出てくることがあります。
特に、彼氏が安心をくれないだけでなく、自分の安心や安全を脅かす存在のように感じられたとき、怒りは一気に強くなります。
この場合、怒りの奥にあるのは「私は安心したい」「安全だと感じたい」という切実なニーズがあるのです。
3. 私の期待に応えてほしい
心の距離が近くなると、「私の期待に応えてほしい」という欲求が強く出てくることもあります。
これは彼氏に限った話ではなく、仲の良い友達、信頼している先生や上司など、心の距離が近い相手に対して、人は何かしらの期待を持ちやすくなります。
心理学では、こうした心の働きを「投影」と呼ぶことがあります。
- 自分の期待通りに動いてほしい
- 自分の期待通りの相手でいてほしい
- 自分が望む反応を返してほしい
このような気持ちが強くなるほど、相手がその期待から外れた言動をしたときに、イライラも大きくなります。
つまり、彼氏そのものに怒っているようでいて、実際には「私の期待通りであってほしい」という願いが満たされなかったことに反応している場合があるのです。
4. 私の不安を消してほしい
彼氏へのイライラの裏に、「私の不安をどうにかしてほしい」という切実な叫びが隠れていることもあります。
何に不安を感じているのかは、人によって違います。
ある人は経済的な不安かもしれませんし、またある人は、愛されない不安かもしれません。
また今後の人生への不安かもしれません。
ただ、不安という感情は、人にとって本能的に避けたいものです。
その不安が強くなると、一番心の距離が近い彼氏に無意識のうちに「何とかしてほしい」と助けを求めたくなります。
それなのに、彼氏が自分の不安に気づいてくれない。
不安を取り除いてくれない。
むしろ、不安を抱えていることにすら気づいてくれない。
そう感じたとき、彼氏へのイライラが一気に強くなることがあります。
この場合、表に出ているのは怒りでも、奥にあるのは「私は今、不安なの」「その不安に気づいてほしい」というニーズです。
5. 私の寂しさに気づいてほしい
彼氏へのイライラの裏に、自分の寂しさが隠れていることも少なくありません。
寂しいなら、怒るのではなく「ねえ、私、寂しい」と伝えればいいと思うかもしれませんが、そうできないのが人間の性と言えるかもしれません。
寂しさという感情は、人にとってかなり不快なことが多いです。
そのため、寂しさを感じる代わりに
「なんで私のことを放っておくの」
「どうして気づいてくれないの」
という怒りとして出てくることが多いのです。
本当は寂しいと言いたいけれど、その気持ちを素直に出せないとき、彼氏へのイライラとして表に出ることがあるのです。
彼氏にイライラするときの対処法
では彼氏にイライラするとき、どのように対処するべきなのでしょうか。
ここでは、彼氏へのイライラを整えるための対処法を紹介します。
1. 彼の何に反応しているのかを書き出す
ここまで整理してきたように、彼氏に対するイライラの奥に「今まで満たされてこなかった自分のニーズや感情」があるケースが大半です。
そのため、まずは「彼氏の何にイライラ反応しているのか」を書き出します。
返信が遅いことに腹が立った 話を聞いてくれなかったことに傷ついた 約束を軽く扱われたように感じた 私の予定を考えてくれなかったことが嫌だった
そして、それらの出来事によって「何が刺激されたのか」を見つけていきます。
2. 「本当はどうしてほしかったのか」を言葉にする
次に、「本当はどうしてほしかったのか」を見つけにいきます。
イライラしているとき、人は相手への不満ばかりを考えがちですが、不満の奥には必ず願いがあります。
返信が遅くてイライラしたなら、本当はもう少し気にかけてほしかったのかもしれません。
話を聞いてくれなくて腹が立ったなら、本当はちゃんと向き合ってほしかったのかもしれません。
会えないことにイライラしたなら、本当はもっと一緒にいる時間を大切にしてほしかったのかもしれません。
このような手順で、怒りを“叶えられなかった願い”に戻していきます。
3. 彼を責める前に自分の禁止ルールを見る
また彼氏にイライラするとき、自分の中にある禁止ルールに彼が抵触していることが理由で、イライラが増幅しているケースもあります。
たとえば、自分はいつも我慢しているのに、彼氏が自由にしていると腹が立つ。
自分は相手の都合を考えているのに、彼氏が自分のペースで動いていると許せない。
自分はちゃんとしようとしているのに、彼氏が適当に見えるとイライラする。
このようなとき、自分の中に
- 自由にしてはいけない
- 迷惑をかけてはいけない
- ちゃんとしなければいけない
- 相手に合わせなければいけない
- 寂しいと言ってはいけない
というルールがあることがあります。
イライラが強く出るときは、「私は自分に何を禁止しているのか」を発見できると、相手へのイライラがすーっと消えることも多いでしょう。
4. 落ち着いてから具体的に伝える
ここまでのステップを経て、自分の内面にある感情のわだかまりに気づくと、それだけでイライラが落ち着くことも多いです。
そして感情がある程度落ち着いた段階で、改めて彼氏に対して、自分の希望を具体的に伝えてみましょう。
たとえば
- LINEの返信をもう少し早くしてほしい
- 私がつらそうにしているときは、少し気にかけてほしい
- 私の前できつい言葉を使わないでほしい
などです。
感情が熱いまま伝えると、直近の彼氏の言動に対する希望というより、過去のわだかまりまで全部ぶつけるような言い方になりやすくなります。
そのうえで、彼氏に伝える内容を絞り、今後どうしてほしいのかを具体的に伝えてみましょう。
案外、自分の感情に気がつくだけで、彼氏に伝えたい気持ちが消える人も多いです。
5. それでも苦しいときは距離を置いて整理する
イライラが強いときは、いったん距離を置いてみましょう。
ここでいう距離を置くとは、別れるための準備ではなく「相手との心の距離を調節してみる」ようなイメージです。
彼氏へのイライラは自分を知る入口にもなる
せっかく好きで付き合った相手なのに、その彼氏に対してイライラしてしまうのは、自分にとっても辛いものです。
相手へのイライラは、決して積極的に感じたいものではありません。
けれど、相手との関係を通して自分の内面と向き合うことで、より心が楽な状態で相手と向き合うヒントが見つかることもあります。
彼氏へのイライラが止まらないと思ったら、そのイライラを相手に思いきりぶつける前に、まずは自分とゆっくり向き合う時間を取ってみてください。