付き合っている彼氏はいる。
でも、彼は私との将来についてどう考えているんだろう。
結婚する気はあるのかな。
もしあるなら、いつぐらいなんだろう。
もし結婚する気がないなら、このまま付き合っていても意味がないのかもしれない。
そんなふうに考え始めると、どんどん気分が落ち込んでしまいますよね。
彼が結婚を考えているのかわからないなら、本人に直接聞くのが一番良いのですが、いざ聞こうとすると、強い抵抗感が出てくることもあるでしょう。
この記事では、彼に「私との結婚をどう考えているの?」と聞きたいのに聞けない時、自分の心の中で何が起こっているのかについて解説していきます。
Contents
彼が結婚を考えているかわからない…の裏側にあるもの
まず、「彼が私との結婚を考えてくれているのかわからない」と悩む時、実はその裏側に、自分でも見たくない本音が隠れていることがあります。
もちろん状況は人それぞれですが、この悩みが出てくる時、多くの場合、心のどこかには「彼は私との結婚を考えてくれていないのではないか」という怖さがあります。
もし心の深いところで、「彼はきっと私との結婚を考えてくれている」と感じられているなら、そもそも「彼が結婚を考えているかわからない」という悩みにはなりにくいものです。
その場合は、「私との結婚についてどう思ってる?」と、比較的軽く聞くことができます。
自分の中に「きっと大丈夫」「彼も同じ方向を見てくれているはず」という前提があるからです。
でも、聞くのが怖い時は、彼の答えが怖いというより、自分が心の中で決めつけている不安を確認してしまうように感じているのです。
「どうせ彼は結婚する気なんてない」
「私だけが結婚したいと思っている」
「この関係は、結婚までは進まないんじゃないか」
そんなふうに、まだ確認していない未来を、心の中ではすでに決定事項のように扱ってしまっている。
でも、その決めつけを直視するのはつらいです。
そんな時に人は、「どうせ彼は結婚する気なんてない」という、根拠のない確信に触れないようにするため、「彼が結婚を考えているのかわからない」という言葉で包んで自分の意識を逸らすのです。
結婚の話を聞くのが怖い深層心理
では、彼に結婚の話を聞くのが怖いと感じる時、私たちの心の中ではどのような動きが起こっているのでしょうか。
ここでは、代表的な深層心理を4つご紹介します。
1. 彼の気持ちが自分と違ったら怖い
まず1つ目は、彼の気持ちが自分と違ったら怖いということです。
自分は彼と結婚したい。
できれば、彼も同じように思っていてほしい。
けれど、彼に聞いた時に「まだ結婚は考えていない」「今は結婚する気がない」と言われたら、自分と彼が同じ方向を向いていないことがはっきりしてしまいます。
もちろん、実際の彼の気持ちは聞いてみないとわかりません。
まだ確認していない以上、彼が本当にどう思っているのかは、わからないはずです。
それでも、なぜか心の中では「きっと彼は私と同じ方向を向いていないに違いない」と、特に根拠もないけれど確信にも近い感覚だけが存在しているケースも少なくないのです。
そうすると彼に結婚について聞くのは「彼が自分と同じ方向を見ていないことの確定」になってしまいます。
これは、体の不調が気になっているのに、健康診断に行くのが怖くなる感覚にも少し似ています。
実際は検査を受けなければ何もわかりませんが、検査を受けることで悪い結果がはっきりしてしまうかもしれないと思うと、行くのが怖くなる。
それと同じように、結婚の話も、聞かなければまだ曖昧なままにしておけます。
けれど聞いてしまえば、自分と彼の温度差を見なければならなくなる。
その怖さが、「彼に結婚の話を聞けない」という抵抗感につながっているのです。
2. 彼の気持ち=未来のように感じる
2つ目は、彼の気持ちが、そのまま自分の未来を決定づけるもののように感じているケースです。
本来であれば、彼の気持ちは「今の彼の気持ち」です。
けれど、心の中で彼の気持ちを、自分の未来を決めるもの、簡単には覆らないもの、一度出たら変わらないもののように感じていると、彼に結婚の話を聞くこと自体がものすごく重くなります。
言ってみれば、彼の現時点での気持ちを聞くことが、自分の未来について最終判決を受けることのように感じられてしまうのです。
- 彼は私と結婚する気があるのか
- 彼は私との未来を考えているのか
- 彼は私を選んでくれるのか
その答えを聞くことが、単なる現在地確認ではなく、自分の未来が決まる瞬間のように感じられる。
そうなると、気軽に「結婚についてどう思ってる?」なんて聞けません。
まるで、最高裁の裁判官に自分の人生の判決を仰ぎに行くような感覚になってしまうからです。
だから、彼の気持ちを聞くのが怖い時、怖いのは彼の一言そのものだけではありません。
その一言によって、自分の未来まで決まってしまうように感じていることが、聞けなさの正体になっている場合があるのです。
3. 自分よりも彼の存在の方が大きい
3つ目は、自分よりも彼の存在の方が大きいと、無意識に感じているケースです。
これは、彼のことが好きすぎるという単純な話ではありません。
自分の中で、彼の気持ちが絶対的なものになっていて、自分は彼の気持ちに影響を与える側ではなく、彼の気持ちによって影響を受ける側だと感じている状態です。
たとえば、彼が今「まだ結婚は考えていない」と思っていたとします。
本来であれば、それはあくまで今の彼の状態です。
まだ考えていないなら、これから考える可能性もある。
自分との関係性や、自分の伝え方や、今後の関わり方によって、彼の気持ちが変わっていく可能性もある。
つまり、自分も彼に影響を与える存在であるはずです。
けれど、自分よりも彼の存在の方が大きくなっている時は、なぜかそれが見えなくなります。
- 彼の気持ちは変えられない
- 彼が今そう思っているなら、もうそうなんだ
- 私は彼の答えを受け取るしかない
そんなふうに、彼の気持ちを前にした時、自分がとても小さな存在のように感じられてしまうのです。
すると、「結婚についてどう思っている?」と聞くことも、対等な確認ではなくなります。
自分もこの関係を動かす一人であるはずなのに、まるで彼だけが未来を決める権利を持っていて、自分はその答えを待つだけの立場のように感じてしまう。
だから、聞くのが怖くなるのです。
彼の答えそのものが怖いというより、彼の答えを前にした時、自分が何もできない存在のように感じてしまうことが怖いのです。
結婚の話を切り出す前に整理したいこと
ではここから、彼は結婚する気があるのかどうかわからない、聞いてみたいけれど怖いと感じている方が、実際に彼へ結婚の話を切り出す前に整理しておきたいことをご紹介します。
1. 私はどんな答えを聞きたがってる?
まず1つ目に、「私は彼からどんな答えを聞きたがっているんだろう?」と自分に問いかけてみてください。
彼が結婚を考えているのかどうかわからない。
ただシンプルにそれを知りたいだけなら、「結婚についてどう思ってる?」と聞けばいい話です。
でも、そこに「聞くのが怖い」という感情が出てくるということは、彼から自分の望む答えが返ってこないかもしれないという怖さを、すでにどこかで感じているということです。
では逆に、自分が聞きたい答えとは何なのでしょうか。
「もちろん結婚は考えているよ」という一言が聞きたいのか。
「来年くらいには結婚したいと思っている」といった具体的な時期が聞きたいのか。
「結婚は考えているけれど、今はお金の不安がある」といった、彼の本音や事情まで含めて話してほしいのか。
ここが曖昧なままだと、彼が何か答えてくれても、結局また不安になることがあります。
「考えてるよ」と言われても、時期がなければ不安になる。
「いつかは」と言われても、それが本気なのかわからなくて不安になる。
「今は難しい」と言われた時に、どこまで待てばいいのかわからなくなる。
なので、彼に聞く前にまず、自分はどんな答えを求めているのかを整理しておくことのほうが大事です。
欲しくない答えがあるなら、欲しい答えもあるはずです。
その欲しい答えを自分でわかっていないまま聞くと、彼の答えを確認するというより、自分が安心できる言葉を探す会話になってしまいます。
2. 彼の答えが希望通りではなかったら?
2つ目に、「彼の答えが自分の希望通りではなかったら、私はどうするだろう?」と考えておくことも大切です。
彼に結婚の話を聞くのが怖い時、心の奥では「どうせ彼は私との結婚を望んでいない」という、まだ確認していない不安をかなり強く抱えているケースが多い、というのはここまでで触れた通りです。
だからこそ、あえて一度、「もし彼の答えが希望通りではなかったら?」と考えてみるのです。
これは、その未来を受け入れましょうという意味ではありません。
むしろ、心の中で理由なくふわっと膨らんでいる不安に、いったん輪郭を与えるためです。
人は、「どうなるかわからない」という状態が一番苦しくなります。
- 彼がどう答えるかわからない
- その答えを聞いた自分がどうなるかわからない
- その後、彼との関係がどうなるかわからない
この「わからない」が積み重なるほど、結婚の話を切り出すことがどんどん怖くなっていきます。
だからこそ、もし彼が「まだ結婚は考えていない」と言ったら、自分はどう感じるのか。
もし「今はわからない」と曖昧にされたら、どこまで待てるのか。
もし自分が欲しかった答えではなかったとしても、その場で全部を決めなくてもいいのか。
そうやって、あらかじめ心の中で軽くシミュレーションしておくのです。
これは、ネガティブな未来を引き寄せるためではありません。
怖くて見ないようにしていたものを、一度自分の意識の上に出して、心のガス抜きをするためです。
「もし希望通りではなかったとしても、その場で人生が終わるわけではない」そう思えるだけでも、彼に聞く怖さは少しやわらいでいきます。
3. 彼の答えによって自分のスタンスは変わる?
3つ目に、「彼の答えによって、自分のスタンスは変わるのだろうか?」と問いかけてみることも大切です。
そもそも自分は、彼の答えがどうであれ結婚したいと思っているのか。
自分自身も結婚したいのかどうかはまだ曖昧だけれど、とりあえず彼には「結婚したい」と思っていてほしいのか。
それとも、自分は絶対に結婚したいし、彼にも絶対に自分との結婚を望んでいてほしいのか。
このあたりが曖昧なままだと、「彼は私との結婚をどう思っているの?」という問いが、単なる確認ではなく、自分のスタンスを決めるための問いになってしまうことがあります。
本当は、自分がどうしたいのか自分でもわかっていない。
自分の中のスタンスがまだグラグラしているから、先に彼の気持ちを聞きたくなる。
彼が「結婚したい」と言ってくれたら、自分も安心して結婚したいと思える。
でも彼が「まだ考えていない」と言ったら、自分一人では自分のスタンスを決める自信がない。
このような場合に「先に彼の気持ちを確認しておきたい(彼には結婚を望んでいてほしい)」といった心理になるのです。
そこを先に見ておくことで、彼の答えに必要以上に振り回されにくくなります。
結婚の話を切り出すときにやってはいけないこと
では最後に、実際に彼へ結婚について話してみようと思った時に、気をつけておきたいことを3つご紹介します。
せっかく勇気を出して話をするなら、ただ不安をぶつけるだけの時間にはしたくないですよね。
彼の本音を聞くためにも、そして自分の気持ちをきちんと伝えるためにも、話し合いの空気づくりはとても大切です。
1. 依存的な空気を出すのは避ける
まず、結婚の話を切り出す時に、依存的な空気を出しすぎるのは避けた方がいいでしょう。
もちろん、「依存的な空気を絶対に出さないぞ」と決めたからといって、完全にコントロールできるものではありませんが、気をつけるだけでも違ってくるでしょう。
結婚は、人生に関わる大きなテーマです。
特に、自分の年齢や将来設計、出産、仕事、家族との関係などが絡んでいる場合、彼の答えが自分の人生を大きく左右するように感じてしまうこともあるでしょう。
だからこそ、彼に責任を持ってほしい。
彼の方から「結婚しよう」と言ってほしい。
自分はただ、その言葉に安心して「はい」と答えるだけで進みたい。
そんな気持ちになるのも自然なことです。
ただ、その空気が強く出すぎると、彼がまだ結婚について迷っている場合、かなり重たく感じられてしまうことがあります。
「あなたが私の未来を決めて」
「あなたが私を安心させて」
「あなたが責任を取って」
という空気になってしまうと、彼は結婚について考える前に、その重さから逃げたくなってしまうかもしれません。
「私はこう思っている。あなたはどう思っている?」
このくらいの立ち位置で話せると、依存ではなく、対話になりやすくなります。
2. 自分が欲しい言葉を引き出そうとする
2つ目に、自分が欲しい言葉を相手から引き出すためのコミュニケーションにならないように気をつけることも大切です。
彼に結婚の話をするのが怖い時、どうしても自分の中に「安心させてほしい」という気持ちが強くなります。
「結婚を考えているよ」と言ってほしい。
「ちゃんと将来のことも考えているよ」と言ってほしい。
「君と結婚したいと思っているよ」と言ってほしい。
好きな人から、自分が望んでいる未来と同じ言葉を聞きたいと思うのは当然のことです。
ただ、その気持ちが強くなりすぎると、彼の本音を聞く会話ではなく、自分が欲しい言葉を彼から引き出すための会話になってしまうことがあります。
たとえば、彼が少し曖昧な返事をした時に
「でも、いつかは結婚する気あるってことだよね?」
「私との将来を考えてないわけじゃないよね?」
「ちゃんと好きなら、結婚も考えるよね?」
というように、自分が安心できる方向へ相手の言葉を誘導したくなってしまう。
けれど、これをされる側からすると、どこかで「自分の本音を聞かれている」というより、「相手が欲しい答えを言わされている」と感じやすいです。
3. 不安な感情をぶつける
3つ目に、不安な感情を彼にぶつけることも避けた方がいいでしょう。
これは結婚の話に限らず、普段のコミュニケーションでも同じです。
不安、怒り、悲しみ、焦り、惨めさ。
そういった感情が出てくること自体は、決して悪いことではありません。
彼に結婚について聞いた時に、「まだそこまで考えていない」と言われたり、「彼女としては好きだけれど、妻としてはまだイメージできない」と言われたりしたら、傷つくのは当然です。
ただ、その感情をそのまま彼にぶつけて、彼に何とかケアさせようとするのは避けた方がいいです。
「私がこんなに悲しいのは、あなたが結婚を決めてくれないからだ」
「私を不安にさせているのはあなたなんだから、ちゃんと安心させてよ」
「私のことが本当に好きなら、結婚するって言ってくれるはずでしょ」
このように責める形になってしまうと、彼は結婚について考えるどころか、まずその場から逃げたくなってしまう可能性があります。
彼の気持ちよりも「自分の気持ち」を大事にしよう
この記事では、「彼は私と結婚する気があるのかな」と気になるけれど、聞くのが怖い、聞きたくないと感じてしまう時、心の奥で何が起こっているのかについて解説してきました。
彼が自分との結婚をどう考えているのかを聞くことは、もちろん大切です。
ただ、それ以上に目を向けてほしいのは、「私は自分の気持ちを大事にできているだろうか」ということです。
自分が見ている未来と、彼が見ている未来が、最初から寸分の違いもなくぴったり同じだったら、それはとても安心できるでしょう。
でも、人間が違えば、考え方やタイミングにずれが出るのは自然なことです。
大切なのは、ずれているからといって、自分の気持ちを下げないことです。
「彼はどう思っているんだろう」と考えるのと同じくらい、「私はどうしたいんだろう」と自分に聞いてあげることも大切です。
そのスタンスを持てるだけでも、彼に結婚の話を切り出す時の怖さは、少しずつやわらいでいくはずです。