嫌なことがあるとすぐに逃げてしまう「逃げ癖のある人」との付き合いには悩みますよね。
もちろん、嫌なことに耐えて心身を壊してしまうくらいなら、逃げてしまった方が得策ですし、逃げることそのものが悪いことではありません。
ですが、大きな理由もなく逃げる癖がある人が近くにいる場合、周りはほとほと困ってしまうことも多いものです。
この記事では「逃げ癖」にスポットを当てて、「逃げ癖がある人の末路」や「すぐに嫌なことから逃げるあの人の心理はどうなっているのか?」付き合い方について解説していきます。
Contents
- 逃げ癖とは?嫌なことから逃げるパターンが習慣化している状態
- 逃げ癖がある人の末路は空虚感
- 逃げ癖がある人7つの特徴
- 1. 言い訳がうまい
- 2. 核心をついた話を嫌う
- 3. 自分の問題を他人や環境のせいにする
- 4. 自己認識のメモリが上振れている
- 5. 根拠のない自信に満ち溢れている
- 6. 格下相手には強気に出る
- 7. 人たらしでモテる
- 嫌なことから逃げる人は何から逃げているのか
- 1. 責任を取ること
- 2. 失敗して傷つくこと
- 3. 人の感情と向き合うこと
- 4. 自分の感情と向き合うこと
- 5. 選択すること
- 6. 自分自身
- 逃げ癖がある人との付き合い方
- 1. 大事な責任を任せない
- 2. 相手の責任まで背負わない
- 3. 報酬を先に渡さない
- 4. 期待値を現実的に調整する
- 5. 自分の境界線を決めておく
- 逃げ癖のある人からの地味な被害に遭わないために
逃げ癖とは?嫌なことから逃げるパターンが習慣化している状態
まず最初に、逃げ癖とは何か?について整理していきましょう。
逃げ癖とは、嫌なことや面倒なこと、責任を取らなければならない場面から逃げるパターンが習慣化している状態です。
一度や二度、嫌なことから離れるだけであれば、それは逃げ癖とは言いません。
むしろ、自分を守るためには「ちゃんと逃げる」選択が取れることは大事です。
問題は、何か向き合うべき場面がくるたび、根本的な解決にならない逃げを繰り返してしまうことです。
つまり逃げ癖とは、単に嫌なことを避ける性格ではなく、問題と向き合う力や責任を引き受ける力が育たないまま、逃げることで一時的な安心を得る習慣のことと言えるでしょう。
逃げ癖がある人の末路は空虚感
では続いて、逃げ癖がある人の末路について見ていきましょう。
自己対話の学校では、さまざまなシチュエーションの方からご相談やお悩みを伺っています。
その中で、「今までの人生でずっと逃げてきた」「けれど、そのことを後悔している」と話される方には、ひとつの共通点があります。
それは、どこか大きな空虚感を抱えているということです。
逃げている間は、逃げることそのものが目的になるため、あまり他のことを考えずに済みます。
逃げることができてほっとする。
けれど、またうまくいかなくなって逃げる。
そしてまた、一時的にほっとする。
その繰り返しの先で、ふと
「私は一体、何をやっているのだろう」
「この人生で積み上がっているものは、何もないのではないか」
「なんだか自分が空っぽに感じる」
と感じるようになることがあります。
逃げて逃げて逃げたその先にあるのは、大きなトラブルや天罰のようなものではありません。
静かで、何もない空っぽ感です。
逃げ癖がある人7つの特徴
「すぐに嫌なことから逃げる、逃げ癖のある人」というと、とても嫌な空気を纏っているような印象があるのではないでしょうか。
ですが意外と、第一印象からはわからなことが多いのです。
ここから逃げ癖がある人によく見られてる、7つの特徴をご紹介します。
1. 言い訳がうまい
まず一つ目に、言い訳がうまいという特徴があります。
「言い訳が多い」とも言えますが、逃げ癖がある人の場合、ただ雑に言い逃れをするというより、こちらが思わず納得してしまうような理由を並べることがあります。
そのため、最初のうちはあまり違和感を持たないかもしれません。
「あ、そうなんだ」
「それは大変だったね」
「そういうことなら仕方ないね」
と相手の話を聞いているうちに、ある時ふと気づきます。
「これは事情説明ではなく、ただ相手の言い訳を飲み込まされているだけではないか?」と。
明らかに下手な言い訳であれば、こちらもすぐに気づけます。
けれど、逃げ癖がある人の言い訳は地味にうまいことがあるため、しばらくの間は見抜きにくい場合があります。
2. 核心をついた話を嫌う
2つ目に、核心をついた話を嫌う傾向があります。
たとえば、男女として良い雰囲気になっている相手に「結婚しているのか」と聞いても、はっきり答えずに濁す。
ビジネスパートナーとして取引を考えている段階で、明確な契約内容を見せようとしない。
このように、逃げ癖がある人は「実際のところ、どう考えているのか」を問われる場面を嫌うことがあります。
なぜなら、核心をついた話には責任が発生するからです。
はっきり答えれば、その言葉には責任が生まれます。
曖昧にしていたことを明確にすれば、あとから「そんなつもりではなかった」と逃げにくくなります。
そのため、自分の言動に責任が発生する場面になると、核心部分からスルリと上手に逃げてしまうのです。
3. 自分の問題を他人や環境のせいにする
3つ目に、自分の問題を他人や環境のせいにする傾向が見られます。
これは、1つ目でご紹介した「言い訳が地味にうまい」という特徴ともつながっています。
- ただやりたくないだけの仕事を、上司や同僚のせいにして逃げる
- 自分の能力が足りていないだけなのに、時代のせいにする
- 自分のコミュニケーションの取り方に課題があるのに、相手の理解力不足のせいにする
このように、逃げ癖がある人は「自分に問題がある」と見るのではなく、「問題は時代や環境や他人にある」と外側に原因を置きやすい傾向があります。
しかも、言い訳が地味にうまいため、本人も周囲も「たしかに、そうなのかもしれない」と思ってしまうことがあります。
その結果、本人が自分の課題と向き合う機会が、少しずつ失われていくのです。
4. 自己認識のメモリが上振れている
4つ目に、自己認識のメモリが上振れている人が多いです。
私たちは社会の中で、自分以外の人と関わりながら暮らしているため、自然と自分と他人を比較する場面も多いでしょう。
たとえば、
- 他の人と比べて、自分は身長が高い
- Aさんは可愛い系だけれど、私はかっこいい系
- 東大の偏差値は○○で、自分の出身大学の偏差値は△△
というように、ある程度フラットに自分の位置を把握する場面です。
けれど、すぐ嫌なことから逃げる人は、自己認識が実際の相対的な評価よりも高くなっていることがあります。
集団の中で自分がどの位置にいるのかを見る相対評価よりも、「自分が自分をどう思っているか」という絶対評価の感覚が強いのです。
そのため、周囲から見るとまだ力不足に見える場面でも、本人の中では「自分は本来もっとできる」「自分はもっと評価されるべきだ」という認識になっていることがあります。
5. 根拠のない自信に満ち溢れている
5つ目に、根拠のない自信に満ち溢れているように見えることがあります。
これは、実際に本人が根拠のない自信を持っているケースもあれば、実際は劣等感などに塗れているけれど、周囲から見ると「なぜか自信満々に見える」というケースもありますが、この記事ではどちらも同じものとして扱います。
根拠のない自信は、自己啓発などの文脈では、前向きなものとして語られることがあります。
何かにチャレンジするとき、自分の可能性を信じる土台として、根拠のない自信が大切だと言われることもあるでしょう。
そのため、根拠のない自信に満ち溢れている人は、周囲から見ると、自分には持つのが難しいものを持っている「すごい人」のように見えることがあります。
一見すると、逃げ癖がある人には見えません。
むしろ、堂々としていて、自分を信じる力がある人のように見えることの方が多いのです。
けれど、その自信が現実の行動や責任と結びついていない場合、それは前向きな自己信頼ではなく、現実を見ないための鎧になっていることがあります。
6. 格下相手には強気に出る
6つ目に、格下だと判断した相手には強気に出る傾向があります。
ここでいう格下とは、実際に上下関係があるという意味ではありません。
逃げ癖がある人の中で、「この人には強く出ても大丈夫」「この人には自分の方が優位に立てる」と認識している相手のことです。
たとえば恋愛であれば
- 相手が自分に強く好意を持っている
- 自分のリクエストを相手がたくさん聞いてくれる
- 自分が少し雑に扱っても、相手が離れていかない
仕事であれば
- 自分より社内での評価が低い
- 自分より目立つ成果を上げていない
- 自分より立場が弱い
その他にも
- 見た目
- 家柄
- 収入
- 肩書き
- 配偶者の職業
- 子どもの学歴
などを基準に、格付けして対応を変えるというものです。
逃げ癖がある人は、相手と自分を比較して「自分の方が格上だ」と感じたとき、急に強気に出ることがあります。
ただし、先ほどご紹介したように、自己認識のメモリが上振れているため、本人が「自分の方が勝っている」と思っていても、冷静に見るとそうでもないことがあります。
むしろ、客観的には相手の方が誠実で、責任感があり、社会的にも安定している場合さえありますが、本人は、自分の認識のズレに気づきません。
そのため、自分の方が優位だと思い込んだ相手には、強気な態度を取りやすくなるのです。
7. 人たらしでモテる
7つ目に、人たらしでモテる傾向があります。
ここまでご紹介した、逃げ癖のある人の特徴は、全体的にネガティブな印象が多かったかもしれません。
しかし、逃げ癖がある人は、実は人たらしで、ある意味コミュニケーション能力が高い人も少なくありません。
人の懐に入るのがうまく、人の心を掴む感覚に長けている。
だからこそ
- 逃げてもどこかで許される
- 誰かが助けてくれる
- 何となく場が収まってしまう
という経験を積み重ねてきた可能性があります。
その結果、逃げることによって大きく困る経験が少なく、本人も改善する必要性を感じにくいのでしょう。
嫌なことから逃げる人は何から逃げているのか
ではここから、逃げ癖がある人は一体何から逃げているのか、もう少し深いところを見ていきましょう。
逃げ癖がある人と関わっていると、周囲はほとほと困らされることも多いです。
表面的には、ただ面倒なことから逃げているように見えるかもしれませんが、「相手が本当は何から逃げているのか?」を見ていくと、その行動の背景にある心理が少し見えやすくなります。
必要以上に振り回されないためにも、逃げ癖の奥にあるものを整理しておきましょう。
1. 責任を取ること
1つ目に、責任を取ることから逃げているケースがあります。
日本では特に、「責任を取る」というと
- 失敗の後始末をすること
- 誰かに責められること
このように感じられやすいので、責任を積極的に取りたいと感じる人は、決して多くないでしょう。
ただ、逃げ癖がある人の場合は、単に「責任を取りたくない」というよりも、心の奥に
「自分には責任を取る能力がない」
「自分なんかに責任は取れない」
という無力感や劣等感が隠れていることがあります。
責任が嫌なのではなく、責任を取ろうとした瞬間に、自分が潰されてしまうように感じるのです。
そのため、本人もはっきり自覚しないまま、責任が発生しそうな場面から逃げてしまうことがあります。
2. 失敗して傷つくこと
2つ目に、失敗して傷つくことから逃げているケースも多いでしょう。
失敗して傷つくことは、逃げ癖のあるなしにかかわらず、誰にとっても心地よいものではありません。
積極的に失敗したい人も、積極的に傷つきたい人も、基本的には少ないはずです。
ただ、逃げ癖がある人の場合、心の奥で
「自分は失敗したら立ち直れない」
「傷ついたら、その傷は一生癒えない」
と感じていることがあります。
つまり、自分の心の回復力やレジリエンスに、自信がないのです。
逆に言えば、「自分は絶対に失敗から立ち直れない」という強い確信を持っているとも言えますが、その場合「立ち直れなくなるような出来事を起こさないこと」に全力を注ぎます。
結果的に、挑戦しない、向き合わない、深く関わらない、責任を取らないという形で、逃げる選択を取りやすくなるのです。
3. 人の感情と向き合うこと
3つ目に、人の感情と向き合うことから逃げているケースも珍しくありません。
人は、誰かと関わる以上、その人の感情とも関わることになります。
- 相手の怒り
- 相手から向けられる期待
- 相手の悲しみ
- 相手の落胆
こうした感情を真正面から受け止めることが、逃げ癖のある人にとっては大きな負担になる場合があります。
ここまで見てきたように、逃げ癖がある人は、ある意味では繊細な自分の心を守るために逃げ続けているとも言えます。
そのため、他人から強い感情を向けられると、まるでアレルギー反応のように避けようとすることがあります。
相手の感情を受け止めたら、自分が耐えられなくなる。
相手の怒りや悲しみに触れたら、自分が潰されてしまう。
そのような感覚があるために、人の感情と向き合う場面から逃げてしまうのです。
4. 自分の感情と向き合うこと
4つ目に、自分自身の感情と向き合うことから逃げているケースもあります。
これは、先ほどご紹介した「人の感情と向き合うこと」と対になるものです。
私たちは、生きているだけでさまざまな出来事に直面し、そのたびに、自分の中には何らかの感情が発生します。
- 給料が上がれば喜びが出る
- 失恋すれば悲しみが出る
- 理不尽な対応をされれば怒りが出る
このように、人と関わると相手の感情に触れるだけでなく、自分の中にも感情が動きます。
しかも、人との関わりが深くなるほど、自分の中に発生する感情の量や強さも大きくなりやすいものです。
喜びや幸せのように、扱いやすい感情なら良いのですが
- 怒り
- 憎しみ
- 嫉妬
- 絶望
- そこから生まれる暴力性や加害性
このようなものを感じたとき、人は自分の感情を自分でも扱えなくなることがあります。
その感情を直視すると、自分自身が怖くなるのです。
すると、その感情を発生させる前に、感情が動きそうな場面そのものから逃げようとします。
悔しさを感じるくらいなら、仕事から逃げる。
嫉妬を感じるくらいなら、人と比べる場所から逃げる。
怒りや加害性を感じるくらいなら、深い関係から逃げる。
このように、逃げ癖の奥には、嫌な出来事そのものではなく、自分の中に生まれる感情を見たくないという心理が隠れていることもあります。
5. 選択すること
5つ目に、選択することから逃げているケースもあります。
選択するということは、自分の選択に責任を持つことでもあります。
つまり、選択と責任はセットなのです。
そのため、逃げ癖がある人は、責任から逃げるために、選択そのものを避けるという戦略とも言えるでしょう。
とはいえ、何も選ばないまま人生を進めることは難しいものです。
そこで、自分では選ばず、相手に選ばせようとします。
- 相手に決めさせる
- 相手に言わせる
- 相手に動かせる
そうすることで
「自分が選んだわけではない」
「相手がそう言ったから」
「状況がそうなったから」
と、責任の所在を曖昧にできるからです。
逃げ癖がある人は、自分で選択せずに、外側の流れに乗せられたような形で人生を進めようとすることがあります。
6. 自分自身
最後に、自分自身から逃げているという傾向も見られます。
これは逃げ癖がある人に限ったことではなく、私たち人間は、多かれ少なかれ、自分自身と向き合うことに抵抗を感じるものです。
自分に自信がなかったり、過去に傷ついた思いを抱えていたり、見たくない記憶や認めたくない弱さを持っていたりすることは、誰にでもあります。
ただ、逃げ癖がある人の場合、自分自身と向き合うことへの抵抗がより強くなることがあります。
なぜなら、自分がこれまで逃げてきたことを、本当は自分自身が一番よく知っているからです。
- 責任を取るべき場面で逃げたこと
- 本当は向き合うべきだった人から逃げたこと
- 自分のミスを、他人や環境のせいにしたこと
そういった自分と向き合うのは、とても怖いことです。
自分自身と向き合えば、今まで見ないようにしてきた自分と、大量に対面することになるからです。
その怖さから、さらに自分自身から逃げる。
そして、逃げれば逃げるほど、ますます自分と向き合えなくなる。
このように、逃げ癖は自分自身から逃げ続ける負のループに繋がります。
逃げ癖がある人との付き合い方
では、ここから逃げ癖がある人との付き合い方について考えていきましょう。
相手の心理的な背景を理解できたとしても、「だから仕方ない」「すべて受け入れよう」とする必要はありません。
こちらはこちらで、現実的な対応策を持っておくことが大切です。
1. 大事な責任を任せない
まず大切なのは、大事な責任をむやみに任せないことです。
逃げ癖がある人は、一見すると自信があり、仕事ができそうに見えることがあります。
しかし、評価されることは喜んでも、それに伴う責任は引き受けたがらない場合があります。
大事な役割を任せた結果、責任を取る場面で逃げられてしまうこともあるため、違和感がある相手には最初から大きな責任を任せすぎない方が無難です。
2. 相手の責任まで背負わない
次に、相手が本来持つべき責任をこちらが肩代わりしないことです。
小さな責任であっても、何度も引き受けていると、相手にとって「この人は自分の責任を受け取ってくれる人」になってしまいます。
それが積み重なると、こちらの負担ばかりが増えていきます。
相手が自分の責任をこちらに渡そうとしてきたら、早い段階で線を引くことが大切です。
3. 報酬を先に渡さない
3つ目に、報酬を先に渡さないことも大切です。
ここでいう報酬とは、お金だけではありません。
- まだ結果を出していない段階で高く評価する
- 可能性だけで大事なポジションを与える
- 「優秀そうだから」という理由だけで期待をかけする
こうした先払いの報酬は、逃げ癖がある人にはあまり向きません。
責任感がある人であれば、報酬を受け取った分だけ責任を果たそうとしますが、逃げ癖がある人の場合、報酬だけを受け取り、責任の場面では逃げてしまうこともあるでしょう。
4. 期待値を現実的に調整する
4つ目に、期待値を現実的に調整することです。
逃げ癖がある人は、最初は魅力的に見えたり、優秀そうに見えたりすることがあります。
そのため、つい大きく期待してしまうこともあるでしょう。
しかし、「この人は逃げやすいかもしれない」と感じた時点で、期待値を少し現実ベースに戻すことが大切です。
冷たく見放す必要はありませんが、過度に期待せず、様子見の期間を持つくらいがちょうどいいでしょう。
5. 自分の境界線を決めておく
5つ目に、自分の境界線を決めておくことです。
逃げ癖がある人が逃げても、その人が持つべきだった責任そのものが消えるわけではありません。
そのため、責任感が強い人ほど、相手が置いていった責任まで回収してしまうことがあります。
けれど、それを続けていると、こちらが消耗してしまいます。
自分が引き受ける責任と、相手が持つべき責任を分けておくこと。
それだけでも、逃げ癖がある人と関わることで生まれる余計な負担を減らしやすくなります。
逃げ癖のある人からの地味な被害に遭わないために
ここまで、逃げ癖がある人の末路や心理背景、現実的な付き合い方について解説してきました。
逃げ癖がある人は、必ずしも最初から「この人には注意した方がいい」とわかりやすい雰囲気をまとっているわけではありません。
むしろ、コミュニケーションが上手だったり、人当たりがよかったり、場を和ませるのが得意だったりすることもあります。
大きな問題が起きていないときは、むしろ付き合いやすい人に見えることもあるでしょう。
だからこそ、逃げ癖は見抜きにくいのです。
逃げ癖がある人は、普段から積極的に大きなトラブルを起こす人というわけではありません。
ただ、何か大きな揺れや、対処しなければならない問題が起きたときに、責任を引き受けず、力になってもらえないことが多いでしょう。
それが、逃げ癖がある人と関わる中で起きやすい地味な二次被害です。
大きな被害を積極的に引き起こすわけではない。
けれど、本当に向き合うべき場面で逃げられることで、周囲に負担が残る。
その負担をすべて自分が背負わないためにも、相手の特徴を見極めながら、現実的な距離感で付き合っていくことが大切です。