自己対話の学校 INNER DIALOGUE SCHOOL

GRADUATE INTERVIEWキャリア

「キャスターになりたい」と気づいて5年。遠回りの先で、念願の仕事へ。

キャスターという夢を見つけて

ここで学び始めた頃、「私、本当は何をやりたいんだろう?」と自分自身に問いかける中で見つけた答えが、「キャスターになりたい」でした。

学生時代にもアナウンサーに憧れていたことを思い出し、「やるからには目指してみよう」と決めました。

当時は29歳。

年齢のことを考えて、「もう遅いのでは」と思うこともありましたし、特別に話すことが得意だったわけでもありません。

それでも、やりたいことに気づいた以上は一度きちんと挑戦してみたい。

アナウンサー指導をしてくれる先生を探し、全国の放送局の採用試験を受けるようになりました。

なかなか結果が出ない時期もありましたが、31歳のとき、地元の放送局でラジオリポーターとして採用され、会社員として働いていた頃とはまったく違う世界に足を踏み入れました。

その後は、県内のさまざまなお店や場所を訪れ、リポートする日々が始まり、キャスターという夢に向かって、ようやく最初の一歩を踏み出せたように感じました。

「私はどうしたい?」を問いながら

ラジオリポーターとして経験を重ねたあと、今度は県外のテレビ局で記者として働く機会をいただきました。

ずっと目指していたテレビの仕事に近づけたことは、とても嬉しかったです。

もちろん、実際に仕事を始めてみると、思い通りにいかないことや落ち込むこともありました。

そんなとき、以前とは違って、ただ「うまくいかない」で終わらせず、

「私は本当はどうしたいんだろう?」

と、自分自身に問い直すようになっていました。

一人では考えがまとまらないときには個人コンサルも利用しながら、自分が何に悩んでいるのか、これからどうしたいのかを整理していきました。

目の前の出来事に振り回されるだけではなく、自分が進みたい方向を確かめながら、その都度選び直していく。

ラジオリポーター、テレビ局の記者と経験を重ねながら、キャスターという目標も追い続けました。

夢の、その先を考える

特に印象に残っているのが、「キャスターになって、何がしたいのかわからない」と相談したときのことです。

それまでの私は、ずっと「キャスターになる」という目標に向かって進んできました。

でも改めて考えてみると、いつの間にか「キャスターになること」自体が大きなゴールになっていて、その先で自分がどんな仕事をしたいのかは、まだはっきりしていなかったんです。

そこで、自分はどんなことを伝えたいのか、どんな仕事をしていきたいのか、どんな自分でありたいのかを改めて考えました。

目標そのものだけではなく、その先にある自分の望みに目を向けたことで、これから進みたい方向も少しずつ見えるようになりました。

そしてその後、地方放送局からキャスターとしての内定をいただきました。

最初に「キャスターになりたい」と気づいてから、約5年。

今はお昼の情報番組に出演したり、インタビューやスポーツのコーナーを担当したりしています。

肩書きの、その先へ

キャスターになるという大きな目標が叶った今も、「これで終わり」とは思っていません。

キャスターの仕事の中にも、これから挑戦してみたいことがありますし、それ以外にも興味を持つことが少しずつ増えてきました。

振り返ってみると、ラジオリポーターだった頃、テレビ局で記者をしていた頃、そしてキャスターになった今と、進むたびに見える世界も変わってきました。

以前は「キャスターになること」が、とても大きなゴールでしたが、今は肩書きそのものにはあまりこだわっていません。

そのときの自分が「やってみたい」と思うことを大切にしながら、これからの仕事や人生を選んでいきたいと思っています。