自己対話の学校 INNER DIALOGUE SCHOOL

GRADUATE INTERVIEWキャリア

就活の“正解”ではなく、「私が大満足できる職場」を探して。

周りと同じ就活ができなかった

大学生になると、早いうちからインターンへ行ったり、企業の情報を集めたり、OB訪問をしたり。

周りの友人たちは当たり前のように就活を進めていて、先生からも「早く動いたほうがいい」と何度も言われていました。

でも私は、どうしても周りと同じように積極的に動くことができなくて…。

私たちの代は新型感染症の影響も大きく、ただでさえ就職活動が厳しいと言われていた時期。

それなのに、大学卒業が確定した2月になるまで、いわゆる就活らしいことをほとんどしていなかったんです。

ようやく相談した就活サポートでも、「この時期まで何もしていないなら、就職浪人もあり得る」と言われました。

もちろん焦りはありましたが、求人を見ても「ここで働きたい」と思える会社がなかなか見つかりません。

周りと同じように、とにかくたくさん応募したほうがいいのかもしれない。

そう思う一方で、自分がまったく魅力を感じていない会社へ応募することにも、どうしても違和感がありました。

「どんな仕事ならやりたい?」から考える

私はもともと、将来はセラピストになりたいと思っていました。

けれど、セラピストになったときに直接活かせる知識や経験を得られる職場なんて、そう簡単には見つからないだろうと思い込み、最初はなんとなく近いジャンルの求人を探していました。

ところが、そうやって探してみても出てくるのは「少し関係がありそう」という程度の仕事ばかりで、どこを見ても魅力を感じられず、応募まで進めませんでした。

そこで一度、求人を探すことをやめて、

「じゃあ、私はどんな仕事だったら魅力を感じるんだろう?」

と、自分に問いかけてみました。

考えていく中で出てきたのは、「将来セラピストになりたいのなら、今はそのときに活かせる経験ができる仕事がしたい」という、とてもシンプルな気持ちでした。

それをそのまま就活サポートの方に伝えてみると、それまでとは違って「ここなら働いてみたい」と思える職場がいくつか見つかりました。

給与や福利厚生などの条件ももちろん確認しましたが、それだけではなく、「そこで働いている自分を想像できるか」「その自分は楽しそうか」ということも、仕事を選ぶ大切な基準になっていきました。

自分の基準で、職場を選ぶ

最終的に選んだのは、アロマやハーブを扱うお店の販売職。

販売員として働く自分は自然にイメージできましたし、何より楽しそう。

アロマやハーブについて学べることも、将来セラピストになったときに活かせそうで、それも大きな理由のひとつでした。

「ここで働いてみたい」と思える理由が自分の中ではっきりしていたので、志望動機にもそれをそのまま書くことができました。

そして、履歴書を送って面接を受けた翌日、採用の連絡をいただきました。

就活を始めてから約2か月。

実際に応募した会社は、この1社だけです。

周りには20社、30社と応募している人も多かったので、自分でも驚きました。

でも私にとって一番大きかったのは、「1社で採用された」という結果そのものではありません。

周りと同じように動けなくても、自分が納得できる選び方を考えてみる。

初めての就職活動を通して、「私はどうしたい?」から仕事を選ぶことができたのは、私にとって大きな経験になりました。