自己対話の学校 INNER DIALOGUE SCHOOL

GRADUATE INTERVIEW家族

「もう結婚はしない」と思っていた私が、もう一度、家族をつくるまで。

一人で生きていくつもりでした

それまで私は、20年間シングルで二人の子どもを育ててきました。

最初の結婚やその後の恋愛でも苦労することが多く、長い間、自分一人で何でもやるのが当たり前になっていて…私の中には「パートナーシップは苦労するもの」という感覚もどこかにあったように思います。

だから、もう結婚はしなくていい。

子どもたちを育てながら、これからも一人で生きていくのだろうと思っていましたし、ここで学び始めた頃も、恋愛や再婚を大きな目標にしていたわけではありませんでした。

振り返ってみると、自分でも気づかないうちに、誰かと一緒に生きる未来そのものを、人生の選択肢から外していたのかもしれません。

13歳年下の彼との出会い

今の主人と出会ったのは、私が40歳、彼が27歳のときでした。

自己対話の学校に関連するイベントに参加した際、たまたま彼も参加していたことがきっかけで、イベントのあと、お互いに興味を持っていることがわかりました。

約1週間後、初めて二人で電話をしたことをきっかけにお付き合いが始まり、当時、彼は横浜、私は岡山に住んでいたため、そこから遠距離恋愛が始まりました。

再婚するつもりなどまったくなかった私にとって、こんなふうに誰かと付き合うことになったこと自体、とても意外な出来事でした。

もちろん、お付き合いが始まってからは楽しいことばかりだったわけではなく、関係に不安を感じたり、二人の間で考えなければならないことが出てきたりすることもありました。

そんなときにはコンサルでも相談しながら、「私は今、何を感じているんだろう」「この人と、どんな関係をつくっていきたいんだろう」と、自分の気持ちを一つずつ確かめるようになっていきました。

二人で関係をつくっていく

付き合っていく中では、彼自身にもさまざまなことが重なり、精神的に余裕をなくしていた時期がありました。

そんな彼を前にして、私は改めて、

「私はこの人と、これからどうしていきたいんだろう」

と考えるようになりました。

ただ恋愛がうまくいくかどうかではなく、目の前にいる彼と一緒に生きていくことを、自分は本当に望んでいるのか。

そうやって自分の気持ちを見ていくうちに、「私はこの人と一緒にいたい」という思いが少しずつはっきりしていき、その頃、彼が岡山へ来て一緒に暮らすことになりました。

一緒に暮らし始めてからも、もちろんいろいろなことはありましたが、そのたびに二人だけで抱え込むのではなく、子どもたちも含めてみんなで向き合いながら過ごしてきました。

そして私たちは、結婚することを決めました。

もう二度と結婚しないと思っていた私が、もう一度誰かと人生を一緒につくっていくことを選んだ。

それは、自分でも驚くほど大きな変化でした。

もう一度、家族をつくる

結婚してから感じているのは、とても日常的な幸せです。

家に彼がいて、何気ない会話をしながら一緒に笑ったり、仕事の休憩時間にはLINEをくれて、今でも毎日のようにやり取りをしたり。

以前の私にとって、そんな毎日は当たり前に望めるものではありませんでした。

彼は私だけではなく、私の両親や子どもたちのことも大切にしてくれていて、みんなで新しい家族として一緒に暮らしていけていることを、とても嬉しく感じています。

そして、変わったのは家族の形だけではありません。

長い間、何でも一人でやることが当たり前だった私自身も、今では主人に頼ったり、甘えたり、人の力を借りたりできるようになりました。

主人が「何かしてあげられることが幸せ」と言ってくれることもあって、以前より、誰かに何かをしてもらうことへの抵抗もなくなったように感じます。

「一人で生きていく」と思っていた私にとって、誰かと支え合いながら暮らしている今の生活は、かつて想像していなかった未来です。

もう一度誰かを信頼して、一緒に家族をつくっていく。

そんな人生を自分が選べたことを、今はとても嬉しく思っています。